
○中日3―1ヤクルト●(CSマジック8)1回裏、1死満塁から和田の犠飛で1点を先制した。5回裏、森野の犠飛、井上の左前適時打で2点を追加した。6回表、山本昌は川島慶の左越えソロで1点を返された。7回は山井、8回は浅尾、9回は岩瀬が無失点に抑えて逃げ切った。試合は3対1で中日が勝ちヤクルト戦3連勝。山本昌は今季初勝利でセ・リーグ新記録となる22年連続勝利を挙げた。
※画像=お立ち台で笑顔をみせる22年連続勝利を達成した山本昌=ナゴヤドーム
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【中日ドラゴンズ試合結果・関連速報記事】
■プロ野球の公示(11日)(共同通信)
セ・リーグ
【出場選手登録】
▽巨人 久保裕也投手
▽阪神 渡辺亮投手
▽中日 山本昌投手
▽広島 篠田純平投手、大島崇行投手
▽ヤクルト 五十嵐亮太投手
▽横浜 内川聖一内野手
【同抹消】
▽巨人 グライシンガー投手
▽阪神 西村憲投手
▽中日 中村一生外野手
▽広島 牧野塁投手、喜田剛内野手
▽ヤクルト 鎌田祐哉投手
▽横浜 大西宏明外野手
パ・リーグ
【出場選手登録】
▽オリックス 辻俊哉捕手、横山徹也捕手
▽ソフトバンク ファルケンボーグ投手
【同抹消】
▽オリックス 高木康成投手、鈴木郁洋捕手
▽日本ハム 吉川光夫投手
▽ソフトバンク 陽耀勲投手
■中日が山本昌の出場選手登録、中村一抹消(日刊スポーツ)
中日は11日、山本昌投手(44)を出場選手登録した。また、中村一生外野手(27)の出場選手登録を抹消した。再登録は21日以降。
■【評】山本昌が今季初勝利 中3−ヤ1(共同通信)
中日の山本昌が6回3安打1失点で1年ぶりの勝利を挙げた。六回に一発を浴びたが、それ以外は安定していた。打線は一回に和田の犠飛で先制。五回に森野の犠飛と井上の左前打で2点を加えた。ヤクルトは2度目の6連敗で借金5。
■山本昌が今季初勝利=プロ野球・中日−ヤクルト(時事通信)
中日が逃げ切った。一回、和田の犠飛で先制。五回に森野の犠飛と井上の適時打で加点した。山本昌は緩急を使い、6回1失点で今季初勝利。継投も決まり、岩瀬が38セーブ目。ヤクルトは打線がつながらず、川島慶のソロだけで6連敗。
■<中日>投打かみ合い逃げ切る ヤクルトはユウキ援護できず(毎日新聞)
投打がかみ合った中日が逃げ切った。一回1死満塁から、和田が「最低限の仕事」と右犠飛で先制し、五回には森野の中犠飛と井上の適時打で加点した。先発・山本昌は制球良く6回1失点で今季初勝利。ヤクルトは川島慶の11号ソロのみ。打線がユウキを援護できず6連敗。
44歳の誕生日からちょうど1カ月。3カ月ぶりに先発した山本昌の今季初勝利は22年連続、通算205勝目。自身の記録だけでなく苦しかった中日の先発投手陣をも助けた。
一回2死一、三塁の危機に「(捕手の)小山がいいリードをしてくれた」とガイエルを変化球で打ち取り、肩の力が抜けた。
37歳の和田の犠飛で先制点をもらい、二回からはリズムに乗った。直球は珍しく140キロをマーク。打者の内角を突き、変化球で巧みにタイミングを外した。1本塁打されたが被安打3。1年ぶりの勝利に「こんなに時間がかかるとは……。苦労したけど、チャンスは来る、こういう日が来ると思っていた」と笑顔を見せた。
9月1日からの広島3連戦でチェン、川井、吉見が先発して3連敗。森コーチは3人の経験不足を指摘する一方、「下(2軍)にはマサ(山本昌)がいる」。今季未勝利でも、200勝左腕の復活を信じていた。
ファーム生活は炎天下、屋外での練習が毎日だ。投げるたびに白い二の腕が見え隠れした。「気持ちを切らさずに頑張った。次のステージもある」と山本昌。26年目。ポストシーズンに向け、心強い「兄貴」が戻ってきた。
■山本昌が22年連続勝利 セ・リーグ新記録(共同通信)
中日の山本昌投手(44)=本名山本昌広=が11日、ヤクルト21回戦(ナゴヤドーム)に先発して6回3安打1失点で今季初勝利を挙げ、セ・リーグ新記録の22年連続勝利を達成した。21年で並んでいた大野豊(元広島)を抜いた。プロ野球記録はセ、パ両リーグにわたって達成した工藤公康(横浜)の23年連続。
山本昌の初勝利はプロ5年目の1988年8月30日の広島戦。昨年8月には史上24人目の通算200勝に到達した。通算成績は537試合で205勝157敗5セーブ。
■【中日】和田が先制犠飛で先発山本昌援護(日刊スポーツ)
中日和田一浩外野手(37)が初回、1死満塁のチャンスで、ヤクルト先発ユウキから右翼に大きな犠飛を放ち、先制点をもたらした。「先制のチャンスだったので、最低限の仕事はできました」。3カ月ぶりに1軍のマウンドに上がったベテラン山本昌を、初回からしっかりと援護した。
■44歳山本昌、ようやく笑顔=プロ野球・中日(時事通信)
44歳の大ベテラン、中日の山本昌が6回を1失点に抑え、待望の今季初勝利。一回の2死一、三塁を切り抜けると、その後は緩急を使いテンポ良くアウトを重ねた。6月13日の日本ハム戦(交流戦)で二回途中にKOされて2軍落ち。それ以来、約3カ月ぶりの登板となったが「必ずチャンスが来ると思い、気持ちを切らさず頑張ってきた」をほおを緩めた。
この白星で、セ・リーグ新記録となる22年連続勝利。「そんなに続けられたのは、自分でもびっくり。(体が)丈夫なんだなと」と会心の笑顔をのぞかせた。
■12日の予告先発(共同通信)
◇パ・リーグ
日本ハム・八木−ロッテ・唐川(札幌ドーム)
西武・岸−オリックス・平野(西武ドーム)
ソフトバンク・ホールトン−楽天・青山(ヤフードーム)
■プロ野球12日の予定(共同通信)
◇セ・リーグ
中日−ヤクルト(15時・ナゴヤドーム)
阪神−横浜(18時・甲子園)
広島−巨人(14時・マツダスタジアム)
◇パ・リーグ
日本ハム−ロッテ(14時・札幌ドーム)
西武−オリックス(14時・西武ドーム)
ソフトバンク−楽天(14時・ヤフードーム)
【ドラゴンズ選手、落合監督のコメント】
◇山本昌投手(6回1失点で今季初勝利)
「(捕手の)小山がいいリードをしてくれた。こんなに時間がかかるとは……。苦労したけど、チャンスは来る、こういう日が来ると思っていた。気持ちを切らさずに頑張った。次のステージもある。そんなに続けられたのは、自分でもびっくり。(体が)丈夫なんだなと」
◇和田一浩外野手(1回先制犠牲フライ)
「先制のチャンスだったので、最低限の仕事はできました」
◇落合博満監督
「まあまあじゃないか。」
■試合スコア
◇セ・リーグ
中日−ヤクルト21回戦(ヤクルト12勝9敗、18時、ナゴヤドーム、28869人)
ヤクルト 000 001 000―1
中 日 100 020 00×―3
【投手】
(ヤ)ユウキ、松井、木田−相川
(中)山本昌、山井、浅尾、岩瀬−小山、谷繁
【責任投手】
(勝)山本昌4試合1勝2敗
(S)岩瀬51試合2勝3敗38S
(敗)ユウキ15試合3勝5敗
【本塁打】
(ヤ)川島慶11号ソロ(6回、山本昌)
(中)
■ヤクルト先発メンバー
1番・福地(左)
2番・川島慶(遊)
3番・青木(中)
4番・デントナ(一)
5番・ガイエル(右)
6番・宮本(三)
7番・田中(二)
8番・相川(捕)
9番・ユウキ(投)
■中日先発メンバー
1番・井端(遊)
2番・荒木(二)
3番・森野(三)
4番・ブランコ(一)
5番・和田(左)
6番・井上(右)
7番・英智(中)
8番・小山(捕)
9番・山本昌(投)
山本昌の先発は予想していたので驚かなかったが、それよりもストレートは走りコントロールも良くて投球内容に驚いた。6回に川島慶三に一発を浴びなければ7回もう1イニング投げさせていたかもしれない。昌の今季初勝利を消さないようにと7回からは山井、浅尾、岩瀬が見事にヤクルトの反撃を断ち、昌の今季初勝利はとても嬉しかった。
打つほうでは今季なかなかヒットが出なかった井上にようやく初ヒットが出て一塁ベースで涙を見せ、ベンチに帰ってタオルで涙を拭いていた姿を見て、精神的に辛かったんだろうなと思った。今日の勝利は体の疲れが取れるようなスッキリしたゲームだった。この勢いで明日も勝ってもらいたいものだ。


by広島ファン
by広島ファン
昌さんの一勝。一樹の一本。
野手もノーエラーでバックアップ。
一樹の涙には思わずもらい泣きしてしまいました。
今宵の酒は一味違います。
本当によかった。嬉しいです。
3位争いは熾烈ですね。
ヤクルトはこのまま落ちて行き、広島と阪神のどちらかが3位になるんじゃないかと思っています。
>手毬さん
昌のピッチングがチームを引き締めてくれた素晴らしいゲームでした。
今夜はほんと気分が良いですね〜
明日も期待しましょう(^^)