
2006年6月11日(日)ナゴヤドームで中日ドラゴンズ対北海道日本ハムファイターズ、プロ野球交流戦6回戦が行われた。中日の先発は小笠原孝、日本ハムの先発は金村で14時00分試合開始。
2回表、稲葉のソロホームランで1点を先制された。6回裏、1アウト3塁で井端がスクイズを決めて1対1の同点に追いついた。9回表、3番手平井がセギノールにソロホームランを打たれて1対2と勝ち越される。9回裏、中日はあっさり3人で終わりゲームセット。小笠原は6イニングを投げて7安打7奪三振1失点と先発としての責任はしっかり果たす内容だった。中日は金村の前に3安打と打線が沈黙。試合は1対2で中日が敗れ連敗。阪神が勝ったため首位の座を奪われた。
※画像=9回表、決勝ホーマーを打たれ降板する平井、右は落合監督=ナゴヤドーム
■【中日】先発小笠原が6回1失点で降板(日刊スポーツ)
中日は先発小笠原が6回7安打1失点で降板した。2回に日本ハム稲葉に先制ソロを浴びたものの、追加点を許さない粘り強い投球を見せた。6回に打線が1−1の同点に追いついたが、7回から2番手岡本にマウンドを譲った。「調子自体は悪くなかったが、先に先取点を取られたことが…」とコメントした。
■中日−日本ハム/試合経過(日刊スポーツ)
日本ハムが2回、稲葉の右翼への10号ソロで先制。中日は日本ハム先発金村に3回まで無安打無得点に抑えられる。
中日が6回に追いついた。代打上田の二塁打、金村の失策などで1死三塁とすると、井端がスクイズを決めて1−1とした。
日本ハムが9回、セギノールの2試合連続10号ソロで勝ち越し。中日は連敗。
■【中日】打線が3安打と沈黙し、首位陥落(日刊スポーツ)
中日が首位から陥落した。打線がわずか3安打と沈黙する中でスクイズありバスターありの奇襲攻撃を展開したが、あと1点が取れず。最後は3番手平井が9回、セギノールに決勝ソロを浴びて連敗。2日天下となった。「手を打って負けたなら悔いは残らない。腹も立たない」。試合後、落合監督はさばさばと話したが、4番ウッズが3度も得点圏に走者を置きながら凡退するなど貧打は相変わらずだった。
■中日連敗も、落合監督「腹立たない」(サンスポ)
落合監督は連敗にもスッキリとした表情だった。「手を打って勝てなかった。サラッと流せる試合。腹も立たない」
六回は「50何試合で初めてか」(落合監督)というスクイズを井端が決めて追いついた。同点の七回は無死一塁で代打川相がバスターエンドランを試みたが、中飛に倒れて好機を広げられなかった。虚をついた采配(さいはい)が裏目に出たが、「それは結果論。打線の状態が上がれば、こんな野球はやらないよ」と言って、笑顔で会見場を後にした。
◆平井(3ボールから一発を浴び)
「外国人だし、打ってくることは分かっていたが…」
◆川相(七回、バスターエンドランを失敗)
「監督はバントでは見え見えだし、突破口を開こうと思ったんじゃないか。ゴロを打ちたかった」
■日本ハム:2本塁打で連勝 中日、六回に追いつくも及ばず(毎日新聞)
日本ハムが2本塁打で連勝した。二回に稲葉の10号ソロで先制し、同点の九回はセギノールが決勝10号ソロを放った。金村は8回1失点と好投した。中日は六回に井端のスクイズ(記録は犠打野選)で追いついたが、終盤好機を逸した。
▽中日・落合監督 打てる手を全部打った。仕方ない。こういうのを負けたという。腹も立たない。さらっと流せるゲーム。1点を取りにいって取れなかった。
■試合終了後のコメント(CBC Exciting Stadium)
◇落合監督
「同じ勝ち負けでも、手を打たなくて負けたら悔いが残るが、打って負けたら仕方ない。勝ち負けの世界だから、腹も立たない。手は打っても勝てなかった。サラッと流せるゲーム。1点を取りに行って取れなかったというだけ。
(スクイズについて)森野が外野フライでも打ってくれればよかったが、最初のバッターが返してくれないときつい。(スクイズは)57試合で初めてか。状態が上がってくれば、そんなに堅い野球はやらないだろう。今日は仕方ない。」
■中1−2日(11日) セギノール決勝本塁打(共同通信)
日本ハムは1−1の9回、先頭のセギノールが右越えに決勝の10号ソロを放った。金村が8回1失点で4勝目、マイケル中村は16セーブ目。中日はわずか3安打に終わり首位から転落。5月24日以来の連敗で5カードぶりの負け越し。
◇交流戦
中日−日本ハム最終戦(日本ハム4勝2敗、14時、ナゴヤドーム、37586人)
日ハム 010 000 001−2
中 日 000 001 000−1
▽勝 金村10試合4勝3敗
▽S マイケル中村29試合1勝16S
▽敗 平井23試合2勝2敗
【投手】
(日)金村、マイケル中村−鶴岡、中嶋
(中)小笠原、岡本、平井、鈴木−谷繁
【本塁打】
(日)稲葉10号ソロ(2回、小笠原)、セギノール10号ソロ(9回、平井)
(中)
今日の試合はNHK総合テレビで試合開始前の13時58分から全国ネットでテレビ中継があったので、テレビ観戦した。解説は与田剛=元ドラゴンズの抑えのエース、背番号29番。ルーキー1年目に開幕戦で大洋戦で衝撃のデビュー。150キロを超える剛速球で相手を三振に打ち取り、ストッパーとして活躍して新人王に輝いた。ちなみに私はよく与田剛に似ていると言われた(笑)
稲葉のホームランで1点をリードされていたが、6回裏、代打上田が古巣から二塁打を放ち、1アウト3塁として井端がスクイズを決めて(記録は犠打野選)で1対1の同点となった。7回裏、立浪が四球。立浪に代わり代走は英智。ここで代打川相が登場。もちろん送りバントかと思われたが、なんと初球をバスターエンドラン。しかしセンター新庄への浅いフライとなり英智が必死に1塁へ戻り危うくセーフ。谷繁は送りバント。2アウト2塁として代打高橋光信。しかし高橋光信はライトフライに倒れて勝ち越しはならなかった。川相に送りバントさせなかったのは裏をかいたつもりかも知れないがあそこの場面はセオリーどおり送らせるべきだったのではないだろうか。
9回表、延長戦もあるかなと思っていたら8回に続きマウンドは2イニング目の平井。先頭のセギノールにライトスタンドへ運ばれて1点の勝ち越しを許し痛い一発を浴びてしまった。試合はそのまま1対2で中日が敗れた。5カード連続勝ち越しならず。また阪神が西武にサヨナラ勝ちで首位を阪神に奪われてしまった。火曜日からインボイス西武ドームで西武戦。木曜日からナゴヤドームでソフトバンク戦と交流戦も残り6試合となった。ここは4勝2敗で交流戦を終えて再び首位に立ちペナントレースに臨みたいところだ。頑張れドラゴンズ!!
平井はロッテ戦でも決勝ホームランを打たれてまた日本ハム戦でも打たれてしまった。今日の試合は2イニング目で集中力が切れていたのかも知れない。7回裏に勝ち越せなかったのが今日の試合の敗因となるポイントだったのではないだろうか。

