
2006年6月24日(土)ナゴヤドームで中日ドラゴンズ対読売ジャイアンツ、プロ野球公式戦8回戦が行われた。中日の先発は不惑のサウスポー山本昌、読売の先発は工藤公康で両チーム40歳代投手対決で15時00分試合開始。
2回裏、1アウト満塁で谷繁が四球を選び押し出しで中日が1点を先制。2アウト満塁となり森野が自身初の満塁本塁打で4点を追加してこの回一挙5点のビッグイニングとした。先発山本昌は5イニングを投げて6安打5奪三振3四球4失点で1点リードで勝ち投手の権利を得て降板。7回表、3番手岡本が二岡の犠牲フライで1点を失い5対5の同点にされて山本昌の勝利は消えてしまった。延長11回裏、巨人の守護神豊田清を攻めて先頭の英智がスリーベースヒットでサヨナラのチャンスを作り、巨人は満塁策を取り谷繁、奈良原を敬遠でノーアウト満塁。森野がセンター前にサヨナラヒットを放ち6対5で中日が勝利。中日は連勝で貯金を今季最多の13とした。
※画像=11回裏、中日無死満塁、サヨナラ安打を放ち、ガッツポーズで一塁へ向かう森野将彦=ナゴヤドーム
■【中日】森野がプロ初の満塁弾(日刊スポーツ)
中日森野がプロ初の満塁本塁打を放った。2回、谷繁の押し出し四球で1点を先制した後の2死満塁で工藤の137キロ直球を右翼席中段に運んだ。「完ぺきでした。親が観戦している前で、最高のバッティングができました」と、笑顔で話していた。
■【中日】山本昌、5回4失点で降板(日刊スポーツ)
中日山本昌(5回6安打4失点で降板)「このような展開にしてしまって、申し訳ない…」
■中日−巨人/試合経過(日刊スポーツ)
中日は2回、谷繁の押し出し四球で1点を先制。その後、2死満塁から森野の3号満塁本塁打で4点を追加。5点をリードした。
巨人は4回、2死満塁から実松の走者一掃の適時二塁打で3点、5回には二岡の適時二塁打で1点を返して1点差とした。
巨人は7回、二岡の右犠飛で同点とし、8回から先発の高橋尚も投入。試合は延長戦に入った。
中日は11回裏無死満塁から、森野が中前打してサヨナラ勝ち。巨人は5連敗で貯金を使い果たした。
■中日サヨナラ勝ち、巨人は貯金0=プロ野球・中日−巨人(時事通信)
中日が延長11回サヨナラ勝ち。貯金を今季最多の13に増やした。5−5で迎えた11回、先頭の英智の三塁打を足掛かりに無死満塁とし、森野の中前打で決着を付けた。巨人は5点差を追い付いたが及ばず、5連敗で貯金がなくなった。
■中日・森野、初物ずくめのヒーロー(サンスポ)
「抜けろ」。願いを込めた打球が前進守備の巨人内野陣の間を中前へと抜けていった。延長十一回無死満塁から初のサヨナラ打。ナインの手荒い祝福を受けた森野は興奮冷めやらぬ表情で「決して良い打撃ではなかったが、結果は最高」と言った。
この日は初物ずくめだった。二回には工藤から初の満塁本塁打を右越えに運んだ。「完ぺきだった」と自賛の一発もあって5打点。攻撃的な1番打者がチームに勝利を運んだ。
両親、親せきが遠方から応援に駆け付けた中での大活躍。「年1回来るかどうか。最高の姿を見せることができてよかった」と喜んだ。
落合監督は「負けたらダメージが大きかった。引き分けでも駄目」と接戦の末につかんだ白星の価値を強調した。 二回に5点を先取しながら、先発山本昌が4失点。七回には3番手岡本が同点とされた。西村、高橋尚ら先発もできる投手をつぎ込む巨人に対し、中日も平井、岩瀬で対抗し、サヨナラ劇を呼び込んだ。
■中日:今季3度目のサヨナラ勝ち 巨人は5連敗(毎日新聞)
中日が今季3度目のサヨナラ勝ちで、貯金を今季最多の13とした。延長十一回無死満塁から森野が中前打を放ち、試合を決めた。森野は計5打点の活躍。巨人は5点差を追いつく粘りを見せたが、豊田が踏ん張れず5連敗で貯金が底をついた。
延長十一回無死満塁で2イニング目に入った巨人・豊田の37球目を中日・森野がたたいた。144キロの直球。打球は「抜けろ」という願いとともに、前進守備の野手の間を抜けて中前へ転がった。プロ入り10年目で初のサヨナラ打。チームメートの手洗い祝福にも「気持ちよく感じました」と満面の笑みを浮かべた。
先頭の英智の三塁打で巨人ベンチは満塁策を取った。これに対し、森野は「絶対打ってやろう」。新潟から親せきが応援に駆けつけていたことも闘志をかきたてた。
この日、森野は3度の満塁の場面があった。1点リードの二回は2死満塁から、巨人・工藤の直球を中日ファンが埋め尽くした右翼席にたたき込んだ。自身も「完ぺき」と振り返った当たりは、プロ入り初の満塁本塁打。九回の2死満塁はサヨナラのチャンス。だが、一ゴロに倒れ、「悔しい気持ちがあった」。
けがの荒木が2軍で調整中で、落合監督は「あいつしか1番を打つのはいない」と話した。持ち前の勝負強い打撃でまたひとつ信頼を勝ち取った。
▽中日・落合監督 山本昌はのらりくらり行けばいいのに。工藤に対抗意識を燃やしたのでは。若いんだね。勝ちゃあよしとしなきゃいけないだろう。
■Dragons Score Board(中日ドラゴンズ公式サイト)
「(サヨナラヒットについて)本当にうれしいです。打った瞬間は抜けろという気持ちでした。ファンのみなさんの声援のおかげです。前の打席でチャンスに打てなかったのでその悔しさもあって決めることができて良かったです。(満塁ホームランについて)最高の場面で打つことができました。その後も満塁のチャンスで打席が回ってきて何とかランナーを還したいと思っていました。今日は両親とはるばる新潟から応援に駆けつけてくれた方もいたので打つことができて良かったです。明日もファンのみなさんの応援が必要です。ぜひ球場に足を運んで応援してください。良い試合ができるようにがんばります。ありがとうございました!」(談:森野選手)
「(山本昌について)ソフトバンク戦の時のようにのらりくらり投げることが持ち味なのに今日はムキになっていた。相手投手を意識したのだろう。まだまだ気持ちが若い証拠だよ。(森野について)今はあいつの1番しかないと思っている。」(談:落合監督)
■選手談話
【2回森野選手ホームラン】「ストレート。完璧でした。親が観戦している前で、最高のバッティングが出来ました。(笑顔)」
【先発山本昌投手について森コーチ】「球数が多いな。相手がボール球を打ってくれてるので助かっているな。」(3回終了時)
■試合終了後のコメント(CBC Exciting Stadium)
◇落合監督
「(山本昌に関して)あんなにムキにならなくてもいいのに。工藤に対抗意識を燃やしたのかな。のらりくらりしていけばいいのに。持ち味を消してしまった。もらったことのない点をもらったから、勝ちたくて仕方ないんだろうな。
(森野に関しては)あれで足が速ければな。でも多くを望んではいない。今はあいつしか一番がいない。満塁ホームランもサヨナラヒットも初めてか。長いことやってるわりには時間がかかったな。
(勝利に関して)まぁ勝ったからよしとしなければ。無理して使わなくてもいい投手を使うことになった。万が一、負けたらダメージが大きい。引き分けでもダメ。豊田が二回目投げて、そんなに良くなかったから、これでつかまえられると思った。」
■中6−5巨(24日) 森野がサヨナラ打(共同通信)
中日が今季3度目のサヨナラ勝ちで貯金を最多13とした。5−5の延長11回、英智の三塁打と連続敬遠四球で無死満塁から森野が中前打した。森野は満塁本塁打と合わせ5打点。巨人は3度目の5連敗でついに貯金がなくなった。
◇セ・リーグ
中日−巨人(15時、ナゴヤドーム、38343人)
巨 人00031010000 −5
中 日05000000001X−6(延長11回)
▽勝 高橋聡15試合1勝2敗
▽敗 豊田20試合1勝2敗10S
【投手】
(巨)工藤、西村、高橋尚、豊田−実松
(中)山本昌、鈴木、岡本、平井、岩瀬、高橋聡−谷繁
【本塁打】
(巨)
(中)森野3号満塁(2回、工藤)
今日は土曜日で本来なら休日だが、朝から会社へ休日出勤した。いったん昼前に帰宅して午後から再び出社して仕事をした。会社の食堂のテレビで東海テレビを入れて1回裏の中日の攻撃を少し見た。先発は工藤と山本昌の両ベテランサウスポーの40代対決だ。仕事を終えて帰宅してテレビを見ると試合は4回表で巨人の攻撃中で5対0で中日が5点リードしていたので、おぉ今日は楽勝だなと思った。しかし昌が2アウト満塁のピンチで実松に3点二塁打を打たれて5対3となり雲行きが怪しくなってきた。
5対5の同点になりテレビ中継が終わったので、夕食を食べた。食べ終わって東海ラジオを聞くと同点のままだった。ここで風呂に入る。風呂から上がり再び東海ラジオを聞くと試合は10回裏だった。そして11回裏、先頭の英智がスリーベースヒットを放ち、もうこれで勝ったも同然だと思った。ノーアウト満塁でこの日満塁ホームランを打っている森野。今度はサヨナラ満塁ホームランを打てと思ったがセンター前にヒットを放ちサヨナラ勝ちとなった。いやー長い試合だったけど勝って良かった。明日も勝って3タテして巨人の息の根を完全に止めて首位独走態勢に入って欲しい。明日の先発はカバちゃんこと佐藤充だろうか。明日も勝利だ!頑張れドラゴンズ!!
森野が1軍へ復帰してスタメンで1番に入ってからドラゴンズの快進撃が始まったようだ。2回に満塁でホームラン。そして11回はサヨナラのチャンスに満塁でサヨナラヒットと新満塁男になるかも知れない。今日の試合で勝ったことで俄然巨人に3連勝するチャンスだ。明日も勝って巨人を叩きのめして借金生活に追い込みたいところだ。

