
2006年7月5日(水)東京ドームで読売ジャイアンツ対中日ドラゴンズ、プロ野球公式戦11回戦が行われた。中日の先発は佐藤充、読売の先発はパウエルで18時00分試合開始。
巨人パウエル、中日佐藤充の両投手が好調な立ち上がりを見せた。ともに3回まで1安打無失点。パウエルは5三振を奪った。 巨人は6回1死一、二塁の好機で小坂が中飛。二塁走者パウエルがタッチアップで三進したが、得点にはつながらなかった。 7回裏、巨人は阿部のタイムリーで先制した。8回表、2アウト満塁でタイロン・ウッズがセンター前2点タイムリーヒットで2点を挙げて逆転した。9回裏、3番手守護神岩瀬が三者凡退で中日が連勝。貯金を今季最多タイの15とした。2位阪神が横浜に敗れたのでゲーム差は2.5と開いた。巨人は自力優勝の可能性が消滅した。
※画像=8回表、2死満塁、ウッズが逆転2点タイムリーを放つ=東京ドーム
■【中日】伊サッカーに守備の重要性再認識(日刊スポーツ)
中日落合監督がサッカーW杯イタリア代表の守備を絶賛した。この日、イタリアが地元ドイツを下し、決勝進出したことを聞くと「あの守りは、すごいな。やっぱり何でもそうだけど、相手に先手を取らせてしまうと、普段と違うことをやらないといけないから苦しくなる」。守りの野球を掲げる監督らしく、あらためて守備の大切さを認識していた。
■中日落合監督が遅延行為で退場処分(日刊スポーツ)
中日落合博満監督(52)が、巨人11回戦(東京ドーム)で遅延行為で退場処分となった。同監督は6回裏1死一、二塁での中飛でタッチアップした巨人パウエルの離塁について審判に抗議。その際、グラウンド上の選手をダッグアウトに引き揚げさせたことで、遅延行為を行ったとみなされた。落合監督の退場後は高代延博野手総合チーフコーチ(52)が代行を務めた。
■落合監督が退場 今季監督では2人目(共同通信)
中日の落合監督が5日、巨人11回戦(東京ドーム)で審判員への抗議が長引き、規定により退場処分を受けた。退場者は今季セ・リーグ7人目で8度目、両リーグでは13人目で14度目。監督では広島・ブラウン監督に次ぐ今季2人目で、高代野手総合チーフコーチが代わりに指揮を執った。
落合監督は6回一死1、2塁から小坂の中飛で3塁へタッチアップした2塁走者パウエルの離塁が捕球より早いと抗議。さらに選手、コーチをベンチに引き揚げさせ、試合は15分間中断した。
■【中日】佐藤充、6試合連続完投ならず(日刊スポーツ)
中日佐藤充(7回6安打1失点で降板。球団新記録の6試合連続完投はならず)「立ち上がりは腕が横振りになってしまって、上手く投げられなかったんですが、すぐ修正して投げることができました。ただ、最後に粘りきれなかったのが残念です。何とかチームに勝って欲しいです」
■【中日】ウッズが7回に逆転タイムリー(日刊スポーツ)
中日ウッズ(1点を追う7回2死満塁で逆転の二塁打)「あの場面、何としても打ちたかった」
■【中日】8回の逆転劇で巨人戦5連勝(日刊スポーツ)
首位中日は落合監督が退場処分となったが、8回に逆転。対巨人5連勝で2位阪神に2・5ゲーム差とした。
6回裏、巨人パウエルがタッチアップで三塁に進んだ際、離塁が早いとして落合監督が選手をベンチに引き揚げさせる猛抗議を行い、退場処分を受けた。5連続完投勝利中だった佐藤充が7回、阿部に先制打を許したが、8回2死から満塁のチャンスをつくり、ウッズが逆転の中前打。佐藤充は球団新の6試合連続完投完投こそ逃したが、7勝目。
ウッズは「いいところで回ってきたのでエキサイトした。監督がああいう形でベンチを去っていたので、みんな気持ちを高めていた」と話した。
■中日:逆転で連勝 巨人、高橋尚投入が裏目に(毎日新聞) 中日がワンチャンスを生かして逆転で連勝。佐藤充は7連勝。1点を追う八回、2死満塁としてウッズが中前に逆転打を放った。巨人は阿部が七回に先制打。パウエルが7回を無失点にしのいだが、高橋尚の投入が裏目に出た。
中日の首位快走の立役者、佐藤充の記録更新はならなかった。5試合連続完投勝利は権藤博らに並ぶ球団記録。初の巨人戦で新記録を狙った。巨人・パウエルに勝るとも劣らない好投で7回を1失点にしのいだが、味方の援護がなく、代打を送られて記録は「5」で止まった。
プロ入りして初めての東京ドーム。慣れないマウンドに最初は戸惑い、制球のいい佐藤にしては珍しくボール球が多かった。それでも五回までに出した走者は安打と四球の2人だけ。「最も安定している」と落合監督が評価する投球術で、巨人打線に付け入るスキを与えなかった。
ずぶとさを見せたのは六回。落合監督の猛抗議で15分間中断。監督退場のおまけもついて、動揺してもおかしくない場面だったが、2死一、三塁から二岡を変化球できっちり三振にとった。
疲労の色が隠せなくなった七回、主軸に3安打を集中されて1点を失ったものの、その後の1死一、三塁のピンチは自分の力でしのいだ。精神面の強さと、状況をきちんと理解する力は、3年目で初めて1軍に定着した投手とは思えない。新記録こそ逃したが、首位・中日には欠かせない存在であることを示した。
■試合終了後のコメント(CBC Exciting Stadium)
◇落合監督
「(退場について)監督室で野球を見るもんじゃない。判定については審判4人で協議したわけだから、それで決着。ビデオ判定を取り入れることには反対だ。人間がやるからおもしろい。
(選手の円陣について)ベンチを離れるのだから、迷惑をかける。だから話をした。選手は素晴らしい仕事をしてくれた。」
■巨1−2中(5日) 中日が逆転勝ち(共同通信)
中日が逆転勝ちで巨人戦5連勝。1点を追う8回2死満塁からウッズが中前に2点適時打を放った。佐藤充は7回1失点で無傷の7勝目。8回からの継投も盤石だった。巨人は対照的に救援陣が乱れ、自力優勝の可能性が消滅した。
◇セ・リーグ
巨人−中日11回戦(中日7勝4敗、18時、東京ドーム、40072人)
中 日000000020−2
巨 人000000100−1
▽勝 佐藤充9試合7勝
▽S 岩瀬29試合1勝2敗21S
▽敗 高橋尚8試合1勝3敗
【投手】
(中)佐藤充、高橋聡、岩瀬−谷繁
(巨)パウエル、高橋尚、西村−阿部
【本塁打】
(中)
(巨)
今日の試合はまず東海ラジオで試合開始から聞いた。解説は関根潤三。18時30分から中京テレビで中継があったが夕食を済ませて温泉へ行った。今日は一日雨が降ったり止んだりで露天風呂へ行くと雨だったので少しだけ入ってほとんど内風呂に入っていた。
温泉から自宅へ帰るときに車のラジオで中継を聞くと8回表、中日の攻撃中で1点リードされていた。佐藤充に代打が告げられた。6試合連続完投勝利の球団新記録ならず残念。1点ビハインドの場面だから仕方がない。そして落合監督が退場処分になったとラジオのアナウンサーが言っていたので、一体何があったんだ??と不安にかられる。代打の高橋光信はピッチャーゴロ併殺打で2アウトランナーが無しになり同点のチャンスが消えたと思った。ところが森野が四球。ここで家に着いたので部屋ですぐにテレビを見る。荒木がヒット。井端が四球で2アウト満塁と一打逆転のチャンスで打席はタイロン・ウッズ。ウッズは期待に応えてセンター前にヒットで2人を迎え入れて逆転!!これで勝ったなと思った。いやーテレビを見たとたんに逆転してくれるとはマジで嬉しい。9回裏は岩瀬がしっかり抑えて理想的な逆転勝利。落合監督が退場になってチームが一丸となって逆転したんだろう。佐藤充完投こそならなかったが7勝目。岩瀬が21セーブ目。これでGに対して中日の優勝マジックが点灯した。明日も勝って3連勝して首位固めだ!頑張れドラゴンズ!!
落合監督の退場処分は暴力や暴言ではなかった。抗議が長引き遅延行為とみなされてだったので安心した。問題のシーン、二塁ランナーのパウエルが小坂のセンターフライで二塁を離塁するのは確かに少し早いように見えた。この後得点にならなくて事なきを得て良かった。佐藤充が踏ん張ってくれたおかげだ。15分間中断した割りには投手戦で試合が早くテレビ中継の延長時間内に終わってゲームセットまでしっかり見れたので良かった。明日もきっちり勝って欲しいものだ。

