
2006年9月5日(火)ナゴヤドームで中日ドラゴンズ対東京ヤクルトスワローズ、プロ野球公式戦15回戦が行われた。中日の先発は中田賢一、東京ヤクルトの先発は石井一久で18時00分試合開始。
3回裏、1アウトから8番谷繁が四球で出塁。続く中田の送りバントを捕手米野が二塁へ悪送球。荒木も四球で1アウト満塁とし、続く井端の犠牲フライで1点を先制した。
4回裏、1アウトからアレックスが死球で出塁。続く英智が左中間を破る二塁打を放ち、2点目の追加点を挙げた。
中田は7回まで4四球も1安打に抑える粘りの投球を見せ、無失点で降板。8回は岡本が無失点に抑えた。
8回裏、先頭の英智が振り逃げで出塁。谷繁が送り、代打立浪の中前打で一、三塁とし、1番荒木の中前打で貴重な1点を加えた。なおも井端の二ゴロを二塁手田中が失策し1点追加。福留の投手強襲安打で満塁とし、続く渡辺の中犠飛でさらに1点。森野の二塁への内野安打で再び満塁とし、アレックスの左翼への走者一掃タイムリー二塁打で、この回一挙6点を奪った。
3番手平井が9回表、先頭のラミレスに1発を浴びたが後続を断ち試合終了。中日が8対1で勝利!中田は5勝目を飾った。
2位阪神は巨人に勝ったため中日の優勝マジックは1つ減り23となった。
※画像=3回裏、1アウト満塁、井端の犠牲フライで先制=ナゴヤドーム
■中日落合監督Vは「9月末か10月初め」(日刊スポーツ)
優勝マジック「24」の中日落合博満監督(52)が4日、失速気配のチーム状態にも余裕の胴上げ予想を行った。ズバリ「早くて9月末か10月初め」。すでに日本シリーズ対策でパ上位球団の偵察を開始していることも明かした。
そして驚くべき発言も飛び出した。「慌てるな。早くても(胴上げは)9月末か10月初めだろう」。残り33試合でマジック24。2位阪神と6ゲーム差あるとはいえ、当該チーム監督の「Xデー予告」だった。
■福留も「余裕」の大切さ強調(日刊スポーツ)
中日落合監督同様に、福留も逃げ切り優勝へ余裕の大切さを強調した。5日の試合前、4日に落合監督がXデー予告をしたのを新聞で読むと「(選手も)まだ焦ってないよ。やることをやるだけ」とうなずいた。チームは5日までの12試合でわずか3勝と失速気味だが、指揮官だけでなく、選手も動じていない。
■中日:投打に圧倒、優勝マジック23 ヤクルト降す(毎日新聞)
中日が投打に圧倒し、優勝マジックを23とした。三、四回に小刻みに得点し、八回にはアレックスの走者一掃の二塁打など打者一巡の猛攻で6点を挙げた。好投した中田は5勝目。ヤクルトは九回にラミレスのソロで1点を返したのみ。石井一の連勝は7でストップ。
中日が三回に無安打で先制点を奪った。ヤクルトの先発・石井一を相手に1死から谷繁が四球で出塁。中田の送りバントは捕手・米野の目の前に転がり完全にアウトのタイミングだったが、米野が二塁へ悪送球。荒木の四球で満塁となり、井端が右犠飛を放った。「最低限の仕事です。先取点が取れてよかったです」と4試合ぶりの先制点にホッとした様子の井端。失策が絡んでサヨナラ勝ちした8月22日のヤクルト戦を思い起こさせるような、相手のミスにつけこんだ得点だった。
▽中日・落合監督 中田はこの前よりいいんじゃない。(安打は)1本に抑えてんだから、前より良かったんだろう。次はもっといいピッチングをしてくれるでしょう。
■ドラゴンズ選手のコメント
◆井端(3回先制犠飛)「最低限の仕事です。先取点が取れてよかったです」
◆英智(4回タイムリー)「低めのボールを振らないように意識していました。結果が出てよかったです」
■試合終了後のコメント(CBC Exciting Stadium)
◇落合監督
「中田はこの前よりもいいんじゃない。何がいいかわかんないけど。ヒット1本に抑えるんだから、この前よりもいいんだろうな。俺にはさっぱりわからん。次はもっといい投球をしてくれればいい。いいようがない」
◇先発中田投手
「今日はストライク先行でいこうと多少甘い球もあったが、打ち損じてくれたり正面に飛んだり運もあった。良かった感じはしなかった。ボールを低めに集めようと、浮いたら長打があるのでコースは気にせずゴロを打たせるよう、あとは先頭バッターを抑えることを考えた。
もっと状態を良くしていきたい。毎試合最後のチャンスだと思って投げています。
まだ納得していない部分があるのでそこをどう次にもっていけるか」
◇井端選手
「(3回の犠飛について)もっとかっこよく打ちたかったが、先制できてよかった。先制したかったので確実に、カウントがよかったので思い切っても良かったんだけれど慎重になった。
これまでが勝ちすぎた。トータルしたらこんなもんでしょう。
(3安打について)これまで2安打に満足しているところもあった。
(マジックについて)よくわからないです。一ケタになって初めてカウントダウン。まだ危ないからうかうか出来ない」
■中8−1ヤ(5日) 中田7回1安打、竜M23(共同通信)
中日がマジックを23に減らした。3回に井端の右犠飛で先制し、2−0の8回は5安打に暴投、失策が絡み一挙6点を加えた。中田は7回1安打無失点で5勝目。ヤクルトは打線がラミレスのソロを含む3安打だった。
◇セ・リーグ
中日−ヤクルト15回戦(中日9勝6敗、18時、ナゴヤドーム、30088人)
ヤクル 000 000 001−1
中 日 001 100 06×−8
▽勝 中田14試合5勝3敗1S
▽敗 石井一23試合9勝5敗
【投手】
(ヤ)石井一、花田、高井−米野
(中)中田、岡本、平井−谷繁、小田
【本塁打】
(ヤ)ラミレス22号ソロ(9回、平井)
(中)
今夜は夕食を食べて18時からお風呂代わりの温泉へ行く。東海ラジオを聞くとちょうどプレイボールで試合がはじまった。先発中田は先頭の青木を打ち取った。打者一人だったが今夜はいけそうな感じがした。温泉から上がり家に帰るときにラジオを聞くと2対0で中日が2点リードしていた。
今夜の試合のテレビ中継は東海地方の地上波では三重テレビのみでここは映らないので、東海ラジオを聞いて応援した。8回裏、英智の振り逃げからはじまり、代打立浪がヒットで繋ぎ、荒木のタイムリーや相手のエラーなどが絡み、あっと言う間に一挙6点を奪い8対0として試合を決めた。他球場の試合経過で阪神がリードしていたので負けられない試合だったので2対0でもこのままいけると思っていたが、この8回の6点は大きかった。明日に繋がるんじゃないだろうか。このままヤクルトを3タテして自力でどんどんマジックを減らして欲しいものだ。頑張れドラゴンズ!!
明日の予想先発投手は朝倉健太だろう。健太も中田に続いて好投してまた打線がきっちり点を取って勝って欲しい。

