堂上直倫（愛工大名電）は中日が交渉権を獲得！抽選で競合の阪神と巨人に勝利！２００６年度高校生ドラフト結果

　昨年から年２回の分離開催に変わったプロ野球の新人選択会議（ドラフト会議）は２５日、東京都内のホテルで高校生選択会議（高校生ドラフト）を行い、１巡目指名は今夏の全国選手権大会で準優勝した田中将大投手（北海道・駒大苫小牧）に４球団が競合した結果、楽天が抽選で交渉権を獲得した。阪神、中日、巨人の３球団が重複した大型野手の堂上直倫遊撃手（愛知・愛工大名電）は地元の中日に決まった。

　２球団が抽選した増渕竜義投手（埼玉・鷲宮）はヤクルト、大嶺祐太投手（沖縄・八重山商工）はロッテに確定。唯一の単独指名だった広島は前田健太投手（大阪・ＰＬ学園）の交渉権を得た。

　※画像＝中日の交渉権獲得が決まり、同級生らとガッツポーズして喜ぶ愛工大名電の堂上直倫内野手＝（２５日、名古屋市千種区の愛工大名電高）

■田中は抽選で楽天に交渉権　プロ野球高校生ドラフト（中日スポーツ）
　田中を外した横浜は北篤投手（石川・小松工）、オリックスは延江大輔投手（広島・瀬戸内）、日本ハムは吉川光夫投手（広島・広陵）を指名。このほか、阪神は野原将志内野手（長崎・長崎日大）、巨人は坂本勇人内野手（青森・光星学院）、ソフトバンクは福田秀平内野手（東京・多摩大聖ケ丘）、西武は木村文和投手（埼玉・埼玉栄）をそれぞれ指名した。１巡目は投手８人、内野手４人の内訳となった。
　高校生ドラフトは日本高野連に「プロ野球志望届」を提出した高校生１０３人が対象で、未提出の斎藤佑樹投手（東京・早実）は指名できなかった。

■愛工大名電の堂上は中日！／ドラフト（日刊スポーツ）
　愛工大名電の堂上直倫内野手（１８２センチ、８０キロ、右投げ右打ち）は巨人、阪神、中日のセ３球団から１巡目指名を受けた。抽選の結果、父と兄のいる地元中日が交渉権を獲得した。
　堂上は高校通算５５本塁打のスラッガー。

■堂上「幸せな気持ちいっぱい」／ドラフト（日刊スポーツ）
　中日は１巡目に愛工大名電の堂上直倫内野手（１８）を入札。阪神、巨人との抽選の結果、交渉権を獲得した。父は中日元投手で兄は中日の現役内野手。「中日ファミリー」で育った堂上は運命に導かれるように中日が当たりくじを引き当てた。名古屋市内の同校でドラフトの行方を確認した堂上は「３球団ともセ・リーグでトップをいくチーム。幸せな気持ちでいっぱいです。ずっと兄の背中を見てやってきた。一緒にプレーできるのはうれしいけど、プロではひとりのライバルとして勝てるようにしっかりやりたい」と話した。

■中日西川社長はガッツポーズ／ドラフト（日刊スポーツ）
　中日西川球団社長が３球団競合となった抽選に臨み、堂上の交渉権を獲得。「先の２人（巨人原監督、阪神岡田監督）が引かないようにと念じながら待っていた。思わずガッツポーズしてしまいました。地元の選手だし、金の卵だし、家族そろって縁が深い。望外の喜びです。落合監督も喜んでいた」。

■＜高校生ドラフト＞中日球団社長が堂上交渉権（毎日新聞）
　高校生ドラフト。巨人・原、阪神・岡田のライバルチームの両監督に続く最後の抽選で、中日の西川順之助球団社長が堂上の交渉権を引き当てた。喜びのあまり思わずガッツポーズを見せ、テーブルに戻った時には落合監督もニヤリ。堂上の父照さんは中日の元選手で現在、合宿所の寮長を務め、兄剛裕さんも中日の選手だ。

■中日投手陣はドラフトの抽選にクギ付け（日刊スポーツ）
　中日投手陣が高校生ドラフトで、堂上弟のくじ引きにクギ付けとなった。２５日、先発投手と一部中継ぎ投手がナゴヤドームで練習を行ったが、くじ引きの瞬間はロッカー室でテレビ画面を見つめたという。練習後、エース川上が「（父、兄と一緒のチームになって）話題になりますよね。いいことじゃないですか」と話せば、中田は「クジで当たってこうなったということがすごいっすね」と兄弟竜誕生に笑顔を見せていた。

◆堂上 直倫（どのうえ なおみち）プロフィール ▽生年月日　１９８８年（昭和６３年）９月２３日生まれ
▽出身地　愛知県春日井市出身
▽身長　１８２センチ・体重　８４キロ
▽投打　右投げ右打ち
▽学歴　2006年現在は愛知工業大学名電高等学校に在学中（２００７年３月卒業予定）
▽経歴　
　高校通算５５本塁打。甲子園に春夏通算３度出場し、２年春の選抜では４番三塁手で２本塁打を放ち優勝に貢献した。現在は遊撃手。

　勝負強さは群を抜いている。グラウンドでの存在感は華があり、将来性豊かな内野手である。

　父は元中日ドラゴンズ投手で、現在ドラゴンズの寮『昇竜館』館長の堂上照、兄の堂上剛裕も中日ドラゴンズ所属。超高校級スラッガーと呼ばれるが、熱闘甲子園（テレビ朝日系列）では尾張のプリンスと紹介された。 - 小学校時代では、「名古屋北リトル」で野球を始めた。そこでは、投手のほかにも遊撃手の守備についた。中学校時代でも、知多中学校に在学し、「名古屋北シニア」で遊撃手の守備についたとのこと。 2003年、ナゴヤドームで行われたドラゴンズのファン感謝デーで「リトルシニア東海選抜」の4番遊撃で出場し、投手を務めた福留孝介選手から左翼席へ本塁打を放った。その際、インタビューで“僕もずっと中日ファン。いつかはここでプレーしたいと思っている”と語っている。この夢は現実のものとなった。

　中学卒業後は、野球の名門校として知られる愛知工業大学名電高等学校に入学。1年生からレギュラーを獲得し、2005年春の選抜高等学校野球大会では、4番に座り2本塁打を記録し優勝に貢献した。同年9月には全日本高校選抜として、韓国で行われた第六回アジアAAA選手権大会に参加し、2本塁打で最多本塁打のタイトルを獲得。ポジションは遊撃手、選抜優勝時には三塁手だった。高校通算55本塁打で（現在）、他校の捕手からどこに投げても打たれるから投げる球が無いと言わせるほどのバッティングセンスの持ち主。ちなみに、55本の高校通算本塁打は、愛知県の高校野球史上最多タイ記録である。

　2006年夏の甲子園に向けた愛知県大会では14打数7安打と打率5割を記録するも、10四球と勝負を避けられる場面が多かった。それでも準決勝の春日丘戦では3点差で迎えた9回2死無走者から逆転のきっかけとなる内野安打を放つなど、県大会優勝の原動力として活躍。しかし、本大会では初戦敗退を喫した。

　高校時代の甲子園3大会（05春、05夏、06夏）の通算打率は.480。

　２００６年ドラフト会議にて、中日、阪神、巨人から１位指名を受け、中日が抽選で交渉権を獲得した。これにより、父・兄と同じチームに入ることになる。


◆福田 永将（ふくだ のぶまさ）プロフィール ▽生年月日　１９８８年（昭和６３年）７月２３日生まれ
▽出身地　神奈川県横浜市出身
▽身長　１８１センチ・体重　８０キロ
▽投打　右投げ右打ち
▽学歴　2006年現在は横浜高等学校に在学中（２００７年３月卒業予定）
▽経歴　
　横浜高校では２年秋から主将。高校通算３０本塁打以上と長打力があり主砲も務めた大型捕手。今春の選抜ではチームを束ね優勝。

　高校生捕手としてはトップクラス。肩の強さ・打撃力・洞察力と将来性を感じる。

　鴨志田小１年で野球を始める。緑中央シニアを経て、横浜高では１年春からベンチ入りした。２年春から４番を打ち、主将としてチームをまとめ第７８回選抜高校野球大会優勝を果たした。高校通算４９本塁打。


■２００６年度新人選択会議高校生ドラフト選択選手

　●2006年度　中日ドラゴンズ
高校生選択会議
１巡目 堂上　直倫 （18） 内野手 愛工大名電高
２巡目 （選択権なし）
３巡目 福田　永将 （18） 捕　手 横浜高

　●2006年度　横浜ベイスターズ
高校生選択会議
１巡目 北　篤 （17） 投　手 小松工高
２巡目 （選択権なし）
３巡目 梶谷　隆幸 （18） 内野手 開星高
４巡目 高森　勇気 （18） 捕　手 中京高
　※１巡目： 田中将大投手で東北楽天、オリックス、北海道日本ハムと重複、抽選で外れる

　●2006年度　東北楽天ゴールデンイーグルス
高校生選択会議
１巡目 田中　将大 （17） 投　手 駒大苫小牧高
２巡目 （選択権なし）
３巡目 山本　大明 （18） 捕　手 尾山台高

　●2006年度　広島東洋カープ
高校生選択会議
１巡目 前田　健太 （18） 投　手 ＰＬ学園高
２巡目 （選択権なし）
３巡目 会澤　翼 （18） 捕　手 水戸短大付高

　●2006年度　オリックス・バファローズ
高校生選択会議
１巡目 延江　大輔 （17） 投　手 瀬戸内高
２巡目 （選択権なし）
３巡目 梅村　学人 （18） 投　手 三重高
４巡目 仁藤　拓馬 （18） 投　手 島田商高
５巡目 土井　健大 （17） 捕　手 履正社高
　※１巡目： 田中将大投手で横浜、東北楽天、北海道日本ハムと重複、抽選で外れる

　●2006年度　読売ジャイアンツ
高校生選択会議
１巡目 坂本　勇人 （17） 内野手 光星学院高
２巡目 （選択権なし）
３巡目 田中　大二郎 （18） 内野手 東海大相模高
４巡目 伊集院　峰弘 （18） 捕　手 鹿児島実高
　※１巡目： 堂上直倫内野手で阪神、中日と重複、抽選で外れる

　●2006年度　千葉ロッテマリーンズ
高校生選択会議
１巡目 大嶺　祐太 （18） 投　手 八重山商工高
２巡目 佐藤　賢治 （18） 外野手 横浜高
３巡目 黒滝　将人 （18） 投　手 札幌日大高

　●2006年度　東京ヤクルトスワローズ
高校生選択会議
１巡目 増渕　竜義 （18） 投　手 鷲宮高
２巡目 （選択権なし）
３巡目 上田　剛史 （17） 外野手 関西高
４巡目 山田　弘喜 （17） 投　手 城東工高

　●2006年度　福岡ソフトバンクホークス
高校生選択会議
１巡目 福田　秀平 （17） 内野手 多摩大付聖ケ丘高
２巡目 （選択権なし）
３巡目 伊奈　龍哉 （18） 外野手 近江高
４巡目 李　秉諺 （18） 内野手 岡山共生高
　※１巡目： 大嶺祐太投手で千葉ロッテと重複、抽選で外れる

　●2006年度　阪神タイガース
高校生選択会議
１巡目 野原　将志 （18） 内野手 長崎日大高
２巡目 （選択権なし）
３巡目 橋本　良平 （17） 捕　手 智弁和歌山高
４巡目 横山　龍之介 （17） 投　手 日本文理高
　※１巡目： 堂上直倫内野手で読売、中日と重複、抽選で外れる

　●2006年度　西武ライオンズ
高校生選択会議
１巡目 木村　文和 （18） 投　手 埼玉栄高
２巡目 （選択権なし）
３巡目 朱　大ヱ （18） 投　手 中部大第一高
　※１巡目： 増渕竜義投手で東京ヤクルトと重複、抽選で外れる

　●2006年度　北海道日本ハムファイターズ
高校生選択会議
１巡目 吉川　光夫 （18） 投　手 広陵高
２巡目 （選択権なし）
３巡目 植村　祐介 （18） 投　手 北照高
４巡目 ダース・ローマシュ匡 （17） 投　手 関西高
　※１巡目： 田中将大投手で横浜、東北楽天、オリックスと重複、抽選で外れる


　プロ野球２００６年度の高校生ドラフトの注目はなんと言っても愛工大名電の堂上直倫内野手は１位指名を表明していた中日、巨人、阪神の３球団の内どこの球団が交渉権を得るのかだった。抽選の結果、中日ドラゴンズが交渉権を獲得した。堂上の父は元ドラゴンズの投手で兄はドラゴンズの選手だ。ドラフト前に本人は中日入りは望んでいないようなうわさがあったが、指名後の本人の嬉しそうな表情を見るとどうやらデマだったようだ。本人はどこの球団でもプレーをする意思があるので、中日へ入団することは間違いないだろう。二人とも１軍でプレー出来る選手になり１軍の公式戦にスタメンで兄弟出場となり兄・剛裕と弟・直倫の名前をスコアボードに出して欲しい。過去には仁村兄弟がスタメン出場を果たしている。中日はもう一人３巡目で横浜高の福田捕手の交渉権を獲得した。横浜高校ってことは中日の小山捕手の後輩になる。

　あと駒大苫小牧の田中将大投手は横浜、東北楽天、オリックス、北海道日本ハムの４球団が競合の末、抽選で楽天が交渉権を獲得した。また楽天に目玉選手が出来て良かったんじゃないだろうか。２００６年度大学生・社会人ほか選択会議（ドラフト会議）は１１月２１日（火）に行われる。

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Comments

やりましたねぇ〜〜！！
堂上くんの交渉権を見事にゲット。
西川社長がクジ運が強くて良かったです。
これで未来も明るいですね。
平田くんに堂上兄弟と数年後のスタメンに
ワクワクしてきました。
今日は、昨夜負けたせいで、へこんでいた所に
最高の明るいニュースでした。

そういえばライブドアの方は更新してないんですね。

Posted by dai at 2006年09月26日 01:02

＞daiさん
コメントありがとうございます。

中日西川社長が巨人原監督と阪神岡田監督とくじに臨んで最後に引いたくじが当たりでしたね。
幸運の黄金の右手ですね〜〜
まさに残り物には福が有るでした。

堂上は将来が楽しみですね〜
平田と堂上でクリーンアップを組める
日が来て欲しいです。
これでドラゴンズの優勝に勢いがつくと
良いんですけどね（笑）

ライブドア版ブログのドラゴンズ記事は
試合がある日だけ更新してますよ〜

Posted by 管理人　奥ヒダツヨシ at 2006年09月26日 02:36

ＴＢありがとうございました。
堂上内野手、無事ドラゴンズに決まってやれやれ、ですね。

Posted by （まめ）たぬき at 2006年09月26日 22:58

＞（まめ）たぬきさん
コメントありがとうございます。

くじの確立は３分の１だったんですが、良かったと思います。
本人の本心は分かりませんが、お父さんは兄弟で争わせたくないと複雑な気持ちもあるようでした。
ドラゴンズで期待以上の活躍をしてくれる選手になって欲しいです。

Posted by 管理人　奥ヒダツヨシ at 2006年09月27日 01:33