“川上憲伸、札幌に沈む。中日４連敗で日本ハムが日本一に”２００６年プロ野球日本シリーズ第５戦試合結果

○日本ハム４ｘ−１中日●（福留孝介、タイロン・ウッズなぜ打ってくれないんだ）
　２００６年１０月２６日（木）札幌ドームで北海道日本ハムファイターズ対中日ドラゴンズ、２００６年プロ野球日本シリーズ第５戦が行われた。中日の先発はエース川上憲伸、日本ハムの先発はダルビッシュで１８時１２分試合開始。

　４回表、２アウト満塁から荒木の内野安打で１点を先制した。５回表、１アウト三塁から金子にスクイズを決められて１対１の同点に追い付かれた。６回裏、１アウト三塁でセギノールに２ランを浴びて３対１と勝ち越しを許した。８回裏、久本が稲葉にソロホームランを打たれて１点の追加を許す。９回表、上田がライトフライ、谷繁がショートゴロ、代打のアレックスがレフトフライに倒れてゲームセット。試合は４対１で中日が敗れ日本シリーズ１勝４敗で終わり、またしても日本一になれなかった。

　※画像＝６回裏、セギノールに勝ち越しの２ランを浴び、肩を落とす川上憲伸＝札幌ドーム

■【中日】祝勝会準備を横目に球場入り（日刊スポーツ）
　中日ナインがビジターの洗礼を受けた？　１勝３敗で迎えた日本シリーズ第５戦。札幌ドームではホーム、日本ハムの祝勝会の準備が着手されていた。ビジター用のバス進入口の横に、日本ハム優勝時のビールかけ会場が設置された。入口のシャッターも、ビールかけ会場に暖房を効かせるために最小限の開け閉めに留めるなど「お祭りムード」。中日ナインはその様子を横目に球場入りした。

■【中日】第４戦先発の中田が登板準備（日刊スポーツ）
　第４戦で先発した中日中田がこの日、スクランブル発進の態勢を整えた。２５日のシリーズ初先発は失点１ながら、４四死球もあって４回で降板。球数も７１球だっただけに「リリーフ？　そうですね。まだまだ投げられるという気持ちはあります。しっかりと準備をして、きっちり調子を整えたい」と出番を心待ちにしていた。

■【中日】山本昌が第６戦に備えて調整（日刊スポーツ）
　中日山本昌が２８日の第６戦（ナゴヤドーム）での先発を信じて調整を行った。ランニングやキャッチボールなど約１時間にわたって、じっくりと汗をかいた。第２戦では７回、金子に逆転タイムリーを浴びて日本シリーズでの初勝利を逃した。「次に（先発での出番が）回ってきたら、もう１度がんばりたい」と雪辱を誓っていただけに、この日は緊張感たっぷり。練習後はロッカー室へ足早に引き揚げた。

■【中日】落合夫人は３日連続で現場で応援（日刊スポーツ）
　中日落合監督の信子夫人は３日続けて札幌ドームの一塁側スタンドで観戦した。球場入りの際、長男福嗣さんの姿はなかったが、友人でもある歌手の研ナオコと一緒に応援した。いつものブルーのジャンパーに身を包んだ信子夫人は「もう、勝つしかない」と気合を入れていた。

■【中日】荒木が４回、先制の内野安打（日刊スポーツ）
　中日荒木（４回２死満塁で先制のタイムリー内野安打）「気持ちですよ気持ち。これからですよ」

■【中日】エース川上が６回３失点で降板（日刊スポーツ）
　中日はエース川上が６回に力尽き、日本一の夢は途絶えた。中４日で先発。４回まで２安打無失点と力投を続けた。だが、５回にスクイズで同点とされると、６回にはセギノールに痛恨の２ランを右翼席に運ばれた。今シリーズでは第１戦に先発。８回２失点で勝利投手となったが、第２戦以降に傾いた日本ハムへの流れを止めることはできなかった。５回、金子のスクイズの場面では、執念のダイビンググラブトスも見せたが、ホームには間に合わない。６回３失点で降板したエースは「ホームランを打たれたというより、先頭打者を出したことが悔しい」と話した。

■日本ハム、44年ぶり日本一＝中日はシリーズ6連敗−プロ野球・日本シリーズ（時事通信）
　プロ野球日本シリーズの第5戦が26日、札幌ドームで行われ、日本ハムが4−1で中日を下して4連勝で4勝1敗とし、前身の東映時代以来、44年ぶりの日本一となった。

　日本ハムは今季、激戦のレギュラーシーズン最終戦で1位を決定。プレーオフ第2ステージでソフトバンクを破り、東映時代を含めて25年ぶり3度目のパ・リーグ優勝を遂げた。

　中日は、1954年の日本一を最後に、74年以降6度目のセ・リーグ優勝だったが、日本シリーズはすべて敗退している。日本シリーズ6連続敗退はプロ野球初。

　パ球団の日本シリーズ優勝は、2003年のダイエー（現ソフトバンク）から西武、ロッテ、日本ハムと4年連続。昨年に続き、米国出身卒・の率いるチームが日本一となった。

■【中日】落合監督「52年ぶりの厚い壁」（日刊スポーツ）
　中日の５２年ぶりの日本一はならなかった。４回、荒木の内野安打で１点を先制するが、エース川上が５回にスクイズで追いつかれると、６回にはセギノールに２ランを許した。打線は再三のチャンスをつくりながらダルビッシュを捕らえきれず、最後は日本ハム得意の継投に封じ込まれた。第２戦から４連敗と流れを変えることが出来ず、公約を果たせなかった落合監督は「５２年の厚い壁に跳ね返されたってことかな。何か日本シリーズという雰囲気じゃなかった」と敗戦の弁を残した。

■５２年ぶり日本一はかなわず−川上力尽き、完敗の中日（サンスポ）
　５２年ぶりの日本一の夢はかなえられなかった。グラウンド上で歓喜の輪をつくった日本ハムナインと対照的に、敗者となった中日の一塁ベンチには険しい表情の男たちがいた。

　一度失ったシリーズの流れは、これまで何度もチームを救ってきたエースでも止められなかった。第１戦で勝利をもたらし、この日の大一番の先発を託された川上だったが、１点のリードを守りきれず、６回３失点。打線の援護はなく、まさかの４連敗だった。

　気迫にあふれる右腕は序盤のピンチをしのぎ、二回からは四回まで無安打。しかし、五回は「頭にはあった。外に外したんだけど、外しきれなかった」と悔やむ同点スクイズ。さらに六回の悪夢へと続いた。一死三塁。４番・セギノールへの４球目は右翼席へ。

　「本塁打を打たれたことよりも、先頭打者を出した方が悔しい…」。打球を見届けると、マウンド上で両ひざに手をついてうつむいたまま、数秒間動けなかった。敵地の異様な雰囲気にのみ込まれ、がっくりと肩を落とす姿は、セ・リーグ覇者の“終戦”を告げるようなシーンだった。

　５試合でわずか８得点。粘りが自慢の打線は奮わず、投手陣も相手の勢いに屈した。攻守に圧倒的な力でペナントを奪い返したチームにしては、あまりにも寂しいシーズンの終わり方となった。

★不発の１、２番コンビ

　中日は荒木、井端の１、２番コンビが最後まで不発。５試合で２人合わせてわずか６安打に終わり、攻守に元気だった日本ハムの森本、田中賢と対照的だった。

　荒木は四回に先制の内野安打を放ったが「流れを呼び込めるバッティングができなかった」。第２戦で本塁打を放った井端は「力を出せなかった。来年もこの舞台に立てるように頑張る」。ともに持ち味の堅守は見せたが、攻撃ではほとんど貢献できず、悔しそうな表情だった。

★福留、ウッズは不完全燃焼

　中日打線の誇る２人のタイトルホルダーは不完全燃焼に終わった。首位打者の福留は一回に併殺打に倒れるなど無安打。「しょうがない。これで野球が終わったわけじゃない」と気丈に話したが「自分を評価できるか」との問いに「それはできないでしょう」。

　本塁打、打点の２冠王ウッズは５試合打点なしで「完全燃焼できなかった。いつかまたこの舞台に戻って来たい」と悔しさをかみしめた。

★指導者として世界一に

　現役を引退する川相が代打で今シリーズ初登場。同点の六回無死一塁から、投前にきっちりと送りバントを決めた。

　チームは敗れ、これが現役最後の打席となったが、通算犠打で米大リーグ記録を上回った「バントの名手」は「選手としてはバントで世界一になれたので、今度は指導者として世界一のチームをつくりたい」と話した。

　◆杉下茂氏（元中日エース） 「札幌に行ってからの３戦は、持っている力の半分という感じ。雰囲気に飲まれちゃったんじゃないかな。投手陣は頑張ったが、打線は単発的なヒットは出ても進塁打を打てず、つながりを欠いた」

■試合終了後のコメント（CBC Exciting Stadium）
落合監督
「チームに日本シリーズだという雰囲気がなかった。よくわからないが。今年一年よく戦ったと思う。日本ハムに負けたというよりも、52年間の壁に跳ね返された。勝負は強い方が勝つとは限らない。ただ、勝った者が強い。これから勝つチームを作らないといけない。自分はとりあえず契約が31日で切れる。オーナーに会って話をする。どうなるかわからない。」

川上投手
「先取点を与えたくない気持ちでマウンドに行った。セギノールの一発よりも、その回の先頭打者の田中賢を塁に出したのがいけない。」

■落合監督が「進退伺」提出へ＝プロ野球・中日（時事通信）
　中日の落合博満監督は26日の日本シリーズ第5戦終了後、3年契約が切れる今月末に球団へ「進退伺」を出すことを明らかにした。同監督は「31日でおれの契約が切れる。進退伺を出す。来年以降もやってくれと言うか、ご苦労さんと言うのか」と、球団の意向を聞く考えを示した。日本シリーズ敗退の責任については言及しなかった。 　中日の白井オーナーや西川社長ら球団幹部はレギュラーシーズン終了後、落合監督に続投を要請する方針を示唆する発言をしている。

■日４−１中（２６日）　セギノール勝ち越し２ラン（共同通信）
　日本ハムがセギノールの勝ち越し２ランで日本一の座に就いた。同点の６回、田中賢の安打をきっかけとした１死三塁で、川上の内角球を右翼にライナーで運んだ。主砲の貴重な一発だった。ダルビッシュは走者を出しながらも要所を締め、８回途中まで１失点と堂々のマウンドだった。中日はまた決定打不足で、川上の力投に厚い援護ができなかった。

　◇日本シリーズ
　日本ハム−中日第５戦（日本ハム４勝１敗、１８時１２分、札幌ドーム、４２０３０人）
中　日　０００　１００　０００−１
日ハム　０００　０１２　０１×−４
▽勝　ダルビッシュ２試合１勝１敗
▽Ｓ　マイケル中村４試合３Ｓ
▽敗　川上２試合１勝１敗
【投手】
（中）川上、平井、久本、中里−谷繁
（日）ダルビッシュ、岡島、マイケル中村−鶴岡、中嶋
【本塁打】
（中）
（日）セギノール２号２ラン（６回、川上）、稲葉２号ソロ（８回、久本）


　今日はいつもより早めに毎日通っている温泉施設へ行き、温泉に入りさっぱりして休憩するところのテレビを見ると２回表で０対０だった。家に帰りメ〜テレでテレビ中継を見る。それにしてもどうしてテレビ朝日はイニングの間のＣＭが長いんだろう。４回表、２アウト満塁で荒木のファースト小笠原への内野安打で一塁へヘッドスライディングでセーフ。ついに欲しい１点が入った。これで行けるぞと思った。しかし５回にスクイズで同点にされて、６回にセギノールに一発を打たれて２点を失いった。７回表、福留がボール球を振って三振に倒れたときにこれじゃダメだと諦めた。

　日本ハムファイターズ、ファイターズファンのみなさん日本一おめでとうございます。新庄選手お疲れ様でした。

　今シーズンがこんな形で終わってしまうとは思わなかった。日本シリーズ第６戦と第７戦のチケットが取れてドラゴンズの５２年ぶりの日本一の落合卒・の胴上げが生で見られると思いとても楽しみにしていたのに悔しい。ドラゴンズがまた日本シリーズで力を発揮することが出来ず敗れてしまい情けない。


　２年前の日本シリーズで西武に敗れた時は悔しいだけだったが、今年日本ハムに敗れた日本シリーズは情けないの一言だ。もう一度鍛え直して来年こそは球団初のセ・リーグ連覇と５３年ぶりの日本一になって欲しいものだ。頑張れドラゴンズ！！

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Comments

　中日の方が力が劣っていたとは思わなかっただけに、何とも残念ですね。落合監督も、そのあたり冷静に分析されてますが。
　…打線は２年前と顔ぶれが変わっていませんが、来年は平田、中川あたりが出てきてくれるでしょうか。投手では、中里、吉見あたりが出てきたときが問題を解決するときでしょうか。長い目で応援しましょう！！

Posted by knoll at 2006年10月27日 09:34

今季もお付き合いありがとうございました！
自分は８回の森野が得意の真っ直ぐ見逃した後、変化球打って併殺食らったのを見て諦めました。
ホント、情けなさ、ふがいなさを感じてしまう日本シリーズでした。
自分も７戦のチケット持ってただけに･･･まさかの結果でした。
しかし、来季こそは！と懲りずにドラゴンズを応援していきたいと思いますので、今後とも宜しくお願いします！

Posted by JarJar at 2006年10月27日 10:20

みなさんコメントありがとうございます。

＞knollさん
中日の方が実力はあると思いますが、短期決戦では流れを掴んだほうが勝つことをあらためて実感しました。
来季は荒木、井端と内野のレギュラーを争う若手選手が出てきて欲しいです。
投手陣は良い選手が揃ってるのでローテを任せられるようになってくれると良いですね。
来年こそは日本一になってくれると信じて応援しましょう！

＞JarJarさん
今年も応援お疲れ様でした。
日本ハム打線に比べてチャンスに全く打てないドラゴンズこれでは勝てませんね。
自身６度目の日本シリーズでこれだけ悔しい気持ちになったのは２００４年の時よりも大きいです。
来年はセ・リーグでのプレーオフ制度が導入されますが、１位通過でプレーオフを制してこんどこそは日本一になって欲しいです。
来年は日本一になって喜びたいですね。
今後ともよろしくお願いします。

Posted by 奥ヒダツヨシ at 2006年10月27日 12:38

こんにちは(^_^)
日本ハムが日本一になりましたね☆
新庄の引退会見から、球団が徐々に一つにまとまってつかんだ栄光のように感じました。
小笠原、森本といった選手達が奮起して、球団としては44年ぶりの日本一ということで、
最高の形で野球人生を終えることになった新庄とともに、ひとまず｢お疲れ様でした｣と言ってあげたいです(^^)b

Posted by 晃弘 at 2006年10月28日 15:58

これだけ併殺打が多ければ勝てないでしょう。こういう時こそ高校野球スタイルをしてほしかったですね。

まあ、バント失敗もありましたし、秋季キャンプで鍛えてもらいましょう。

Posted by dragons1983 at 2006年10月28日 22:22

＞晃弘さん
コメントありがとうございます。

ドラゴンズファンとしては負けて悔しいですが、日本ハムのほうが強かったと言うことです。
新庄効果でチームが一つにまとまってました。
プロ野球引退して芸能界入りするんでしょうかね。

Posted by 奥ヒダツヨシ at 2006年10月28日 22:22

＞dragons1983さん
コメントありがとうございます。

おっと〜同じ時刻に（笑）
大事な場面でバント失敗は流れが変わりました。
併殺打が目立ちましたね。まさか日本シリーズでチーム状態が悪くなるなんて思いもよりませんでした。
来年は独走で１位通過してプレーオフもしっかり勝って日本シリーズは４連勝で日本一になって欲しいです。

Posted by 奥ヒダツヨシ at 2006年10月28日 22:41