
今オフ、大リーグ入りが決まった日本選手は岡島が初めて。レッドソックスは松坂大輔投手(西武)との独占交渉権を獲得している。レッドソックスには過去、大家友和、野茂英雄両投手が所属していた。
左腕の岡島は、1994年にドラフト3位で巨人に入団し、ことし3月にトレードで日本ハムに移籍。主に中継ぎで55試合に登板、2勝2敗4セーブ、防御率2・14で、44年ぶりの日本ハムの日本一に貢献した。 レッドソックスでは中継ぎで起用される見込みで、エプスタイン・ゼネラルマネジャー(GM)は「中継ぎ陣で貴重な存在になる」と話した。
※画像=入団会見でレッドソックスのユニフォームを持つ岡島秀樹
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■岡島がレッドソックス入り 2年総額約3億円(共同通信)
ポスティングシステムで交渉権が確定している松坂、ヤクルトの岩村明憲内野手(デビルレイズが落札)、阪神の井川慶投手(ヤンキース)に加え岡島と、交渉先、移籍先はすべてア・リーグ東地区に集中している。
■岡島、レッドソックスと2年契約=09年は球団側に選択権−米大リーグ(時事通信)
米大リーグのレッドソックスは30日、日本ハムからフリーエージェントになった岡島秀樹投手(30)と2年契約で合意したと発表した。背番号は「40」。米紙ボストン・グローブなどによると総額250万ドル(約2億9000万円)。3年目の2009年は球団側が契約を延長する選択権を持つ。
左腕の岡島は主に対左打者の中継ぎとして起用される見込み。レッドソックスはポスティングシステム(入札制度)で西武・松坂大輔投手の独占交渉権を獲得し、松坂との契約交渉が期限内にまとまれば、来季は日本選手2人を擁する。
■岡島レッドソックス入り…2年3億4500万円(夕刊フジ)
レッドソックスは30日、日本ハムからFA宣言した岡島秀樹投手(30)と2年300万ドル(3億4500万円、出来高50万ドル含む)プラス1年オプション契約で合意に達し、本拠地フェンウェイパークで入団会見を行った。
岡島は、やや興奮した表情でエプスタインGM、シプリー極東スカウトとともに席上へ。エプスタインGMから日本ハム時代と同じ背番号「40」のユニホームと帽子を手渡されると、うれしそうに笑みを浮かべた。
岡島は英語で「マイ・ネーム・イズ・ヒデキ・オカジマ。アイ・ライク・ボストン。コール・ミー・オカジ」とあいさつ。会場に設定された9台のTVカメラと、初めてのボストンの地元記者たちの質問に答えた。
「大リーグのことなど考えたこともなかったが、すごいチャンスだと思った。日本の球団よりも大リーグの方が高く評価してもらい、FAになったとき、最初に話をもらい、ボストン入りを決めた。食べ物もおいしいし、街もきれい。ここでよかったと思う」
関係者によると、岡島には日本球団のほかに大リーグ球団7球団がオファー。レッドソックスよりも好条件のチームもあったが、複数年契約の条件と、一番乗りで話をもらったことでレッドソックス入団を決めた。
岡島は「松坂君も来てくれれば、みんなでチームに貢献できる。パ・リーグですごかったし、彼にはプレッシャーはないと思う。それぐらいしっかりした気持ちを持っている。日本に帰ったら話をしたい」と松坂の入団にも思いをはせた。
ヤンキース・松井秀喜外野手についても「大御所と対戦するのは楽しみ。日本のお客さんを沸かせていきたい」と巨人時代の旧友との再会、対戦を待ちきれない様子。
エプスタインGMは「きょうはすばらしい日だ。岡島は大きなカーブとすばらしいコントロールをもっており、貴重な左腕の中継ぎ。松坂と含め今季は日本人選手2人でいく。松坂の交渉についてはコメントできない」とし、一部で報じられたレンジャーズ・大塚晶則投手のトレード獲得は否定している。
◆岡島 秀樹(おかじま・ひでき)1975年12月25日、京都府生まれ。30歳。東山高では92年春、93年春と甲子園に出場。93年のドラフトで巨人から3位指名を受ける。切れ味鋭いカーブを武器にして、00年から3年間は50試合以上に登板するなど先発、中継ぎとフル回転した。今季、日本ハムにトレード移籍した。186センチ、88キロ。左投左打。家族は妻と1男。投げる瞬間下を向く独特の投球フォームで知られ、長く巨人のセットアッパー・クローザーとして活躍した左腕。妻はフリーアナウンサーの栗原由佳。日本ハムの本拠地札幌ドーム初の公式戦は01年6月26日巨人対中日戦。実は札幌ドームで初めてセーブを記録した投手が岡島である。(初ホームランは福留孝介)由佳夫人とは、2000年の日本シリーズ後のビールかけで出会った。また、同年の日本シリーズで、20世紀最後の胴上げ投手となっている。
岡島秀樹がメジャーリーグのボストン・レッドソックスと2年契約で合意した。アメリカでも下を向いて投げる岡島独特の投球フォームが見られることになる。岡島が巨人時代に中日ドラゴンズ戦で投げているのを見て、あのカーブは打ちにくそうだし、よくキャッチャーを見ないでストライクが入るものだと不思議に思いながら関心していた。レッドソックスと松坂大輔の契約はまだ決まっていないが、決まれば松坂−岡島のリレーが実現しそうだ。美人である奥さんの栗原由佳は日本で仕事があるので、米国では単身での生活となるのだろうか。メジャーリーグでぜひ活躍して欲しいものだ。
▼ボストンレッドソックス公式サイト Boston Red Sox
▼栗原由佳公式プロフィール 栗原 由佳のプロフィール - Cent FORCE Co.,Ltd.

