かつて野村監督は南海の兼任監督を解任されロッテに移籍したとき、年俸1億円強から1500万円に大幅ダウンした。先日(12日)、まな弟子の古田PMも2億4000万円から6000万円に大幅ダウンと、同じような道をたどっている。
しかし、古田の会見をテレビで見た野村監督は「細かいことは分からないが、あれは裏でフロントと口裏を合わせている。だいたい会見なんてそんなもんや。ああいうのはウソが多い。どこまで本当か分からない。オレはそう思って聞いていた」と分析。古田PMは監督としての年俸は1億円の現状維持のままだが、「古田のことだから、抜け目はないでしょう。出来高とかもあるし」と選手としても、しっかり帳尻を合わせるような契約を結んでいると指摘した。
※画像=野村セオリー―絆
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昔からペラペラ話す古田PMは怪しいというのが通説だが、契約更改の会見はまさにその通りといった内容。「兼任監督をやった経験から言うと、選手に気を使ってるんじゃないの。(あの成績で高年俸をもらったら)選手に示しがつかない。オレがこんなに下がったんだからと、選手を納得させるためにな」と自分の年俸が大幅に下がったことで、他の選手の不満を封じる意味合いが込められているとみている。
そんな野村監督は「監督の年俸というのは言ってはいけない。選手の気持ちを考えるとしない方がいい」と持論を展開。となると、楽天の選手は年俸が低いのに、自分だけたくさんもらっているからではないかと勘ぐりたくなるが、「オレはそんなにもらってないよ。ワンちゃん(ソフトバンク・王監督)の半分ぐらいや」と自己申告。それでも野村監督の推定年俸は1億5000万円。楽天の中では選手を含めても一番年俸が高い。
古田兼任監督をよく知る野村監督ならではの読みだが、これが本当に当たっているのかどうかは定かではない。
■古田の年俸ダウンは「ウソや」…ノム毒眼で深謀喝破(夕刊フジ)
楽天・野村克也監督が言うように、ヤクルト・古田敦也監督(PM)の1億8000万円の大減俸はヤクルトの他選手からの不満防止のために、減俸額を多く言っているのだろうか。プロ野球選手の年棒はあくまでも推定年棒なので真実は分からないままとなりそうだ。
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