
2007年6月8日(金)ナゴヤドームで中日ドラゴンズ対中日ドラゴンズ、プロ野球セ・パ交流戦3回戦が行われた。中日の先発は今日1軍登録された山本昌、西武の先発はグラマンで18時00分試合開始。
1回表、山本昌が江藤、平尾の連打で3点を先制された。1回裏、森野、井上のタイムリーで4点を取り逆転した。2回裏、福留のタイムリーで1点を追加して5対3とした。
5回表、山本昌がカブレラの左翼線適時二塁打で1点差に追い上げられ、山本昌はここで降板。2番手、鈴木が江藤にタイムリーを打たれて5対5の同点とされた。
7回裏、福留の10号ソロホームランで6対5と勝ち越した。9回表、岩瀬が中島に2ランを浴びて逆転を許した。9回裏、2アウト1、2塁で英智が右翼線を破るタイムリーで逆転サヨナラ勝ち。中日は連敗を3で止めた。
※画像=9回裏、サヨナラ三塁打を放ち、ナインと抱き合い喜ぶ英智(中央)=ナゴヤドーム
●サヨナラ勝ちも落合監督激怒の理由とは ⇒Ranking
【6月8日速報記事】
■プロ野球の公示(8日)
セ・リーグ
【出場選手登録】
▽中日 山本昌投手、清水将海捕手、荒木雅博内野手、中村公治外野手
【同抹消】
▽中日 小林正人投手
■山本昌と荒木が1軍復帰 西武戦に出場(共同通信)
2軍で調整していた中日の山本昌投手と荒木雅博内野手が8日、出場選手登録され、同日の西武3回戦(ナゴヤドーム)にともに先発出場した。
山本昌は不振のため5月28日に、荒木は右脚内転筋痛のため同23日に1軍の出場選手登録を外れていた。
■【中日】荒木が「リニューアル」1軍復帰(日刊スポーツ)
右足内転筋痛で2軍調整を続けていた中日荒木雅博内野手が1軍に復帰した。5月22日のロッテ戦(千葉マリン)の1回に二盗を試みた際に右足内転筋を痛め、翌23日に出場選手登録を抹消された。当初は2軍でじっくりと調整する方針だったが、中村紀が右太もも裏の肉離れで戦線離脱し、内野が手薄になったことで2軍戦に2試合出場しただけで再昇格となった。「1番二塁」で先発出場した荒木は試合前「リニューアルして頑張ります」と話していた。
■【中日】井上が右翼線へ逆転の三塁打(日刊スポーツ)
中日井上が逆転の右翼線三塁打を放った。1点を返し、1−3とした1回裏2死満塁の打席で、西武グラマンのストレートをとらえた。2日のソフトバンク戦(福岡ヤフードーム)で先発復帰してから、出場した全4試合で安打をマーク。「取られた後に取り返すことができる一打が打ててよかったです」と話した。
■【中日】福留が交流戦初の打点(日刊スポーツ)
中日福留が、5月19日・巨人戦(ナゴヤドーム)以来、交流戦初となる打点を挙げた。1点リードの2回裏2死二塁の打席で、西武グラマンの変化球を右中間に運び、二塁走者を生還させた。「人のいないところに飛んでくれてよかった」と話した。
■【中日】山本昌が5回を持たずに降板(日刊スポーツ)
中日山本昌がまた、通算194勝目を逃した。初回に3四球などで3点先制され、立ち直ったかに見えたが5回に3連打され降板。4回1/3を6安打5失点の内容だった。5月13日の巨人戦(東京ドーム)で今季2勝目を挙げてから2戦連続で打ち込まれて2軍落ちし、1軍再登録されたこの日の復活を期していた。「点を取ってもらったのに申し訳ない」とうなだれた。
■【評】中日が逆転サヨナラ 中8−西7(共同通信)
中日が逆転サヨナラ勝ちで連敗を3で止めた。1点を追う9回2死一、二塁から英智の右翼線2点三塁打で勝負を決めた。西武は9回に中島の2ランで岩瀬から逆転しながら、小野寺で逃げ切りに失敗。2年ぶりの7連敗となった。
■中日、逆転サヨナラ=プロ野球・中日−西武(時事通信)
終盤もつれた試合を中日が逆転サヨナラ勝ちで制した。1点を追う9回、四球と森野の内野安打などで二死一、二塁とし、英智の三塁打で勝負を決めた。岩瀬は2失点ながら今季初勝利。西武は9回に逆転したが、小野寺が踏ん張れず7連敗。
■【中日】英智が9回裏、劇的なサヨナラ打(日刊スポーツ)
中日が伏兵の一打で劇的サヨナラ勝ちし、連敗を3で止めた。1点を追う9回2死一、二塁から英智が一塁線を破る2点タイムリー三塁打を放った。守護神・岩瀬が9回に中島に逆転2ランを浴びるまさかの展開も最後は劇的サヨナラ勝ち。試合後、落合監督は「こういう風になるとはね」と話した。
■中日:今季3度目のサヨナラ勝ち 西武、借金7に(毎日新聞)
中日が今季3度目のサヨナラ勝ちで連敗を3で止めた。1点を追う九回2死一、二塁から英智が右翼線へ逆転の三塁打を放った。西武は九回、中島が岩瀬から逆転2ランを放ったが、小野寺が抑えに失敗。05年7月以来の7連敗となり、借金も7に膨らんだ。
通算200勝まであと「7」の中日・山本昌がまたも足踏みした。2軍で再調整して臨んだマウンドだったが、制球に苦しみ、立ち上がりに3四球と連続長短打で3失点。直後に味方に逆転してもらうと四回まではしのいだ。しかし、五回1死後、高山以下に3連打を浴びたところで落合監督がマウンドへ。責任回数(5回)をクリアできずに降板を命じられた。「点を取ってもらったのに申し訳ない」と無念そうな山本昌。5月13日の巨人戦を最後に白星から遠ざかっている。
▽中日・落合監督 こういう形になるとはね。(先発・山本昌について)攻めるピッチャーが攻めなきゃ。臆病になっている。野球にならん。
■山本昌、再びファーム行き 5失点(共同通信)
復帰の山本昌は5回途中5失点と精彩を欠いた。2軍では走り込みなどでリフレッシュを図ったが、復調の気配はなく再びファームで調整することが決まった。
3四球で満塁とした1回は、連続適時打で3失点。味方がすぐに逆転しながら、5回は1死から3連打を許し、勝利投手の権利を目前に降板した。200勝へあと7勝で足踏みが続く左腕は「点を取ってもらったのに申し訳ない」とうなだれた。(ナゴヤドーム)
■9回2死から劇的幕切れ 英智が逆転サヨナラ三塁打(共同通信)
勝利目前で岩瀬が打たれて逆転を許した。負ければ今季2度目の4連敗となる。6−7で9回2死。窮地に立たされた中日を救ったのは英智だった。
「英智のベースボールスタイル、初球から思い切りいく」。4打席無安打だった男が、勝負どころで初心に帰った。一、二塁で西武の抑え、小野寺の1球目。打球は一塁線を破った。1人がホーム踏み、さらに一塁走者も生還した。三塁打となった。
プロ9年目。いまだ規定打席に達した経験はないが、なぜかサヨナラ勝ちに縁がある。2005年はサヨナラ押し出し四球。今季も4月24日の広島戦で延長12回の熱戦に終止符を打った。しかも右翼手がライナーの打球を後逸する幸運(記録は犠飛と失策)。「巡り合わせですかね」と本人も何かを感じている。
二転三転の戦いをものにした。「1つ勝つのは難しいと思う。一つ一つから連勝していく」。この一打が苦戦する交流戦の流れを変えられるか。
■選手のコメント
◇英智選手(9回逆転サヨナラ三塁打)
「(大歓声に応えて)遅くまであきらめずに声援いただきありがとうございます!(サヨナラ安打について)前の3打席は良くなかったのですが自分のベースボールスタイルに則って初球から積極的にいきました。井上さんや孝介が打って、お客さんもたくさん残っていてくれて本当にうれしいです。一つ勝つことは難しいことだとセンターを守っていて思いました。でも一つ一つコツコツと続けていけば連勝できると思います。(ファンの方に)明日も来てください!」
◇森野将彦選手(1回タイムリー)
「ストレート、何とかしようと思いました。」
◇井上一樹選手(1回タイムリー)
「ストレート、取られた後に、取り返すことができる一打が打ててよかったです。」

「人のいない所にとんでくれてよかったです。」
(7回10号ソロホームラン)
「ストレート、思い切って1・2・3でいきました。」
※画像=7回裏、福留孝介が中越えにソロ本塁打を放つ=ナゴヤドーム
■試合スコア
◇交流戦
中日−西武3回戦(中日3勝、18時、ナゴヤドーム、34646人)
西 武 300 020 002−7
中 日 410 000 102X−8
【投手】
(西)グラマン、山崎、許銘傑、岩崎、星野、正津、小野寺−銀仁朗、細川
(中)山本昌、鈴木、岡本、平井、岩瀬−谷繁
【責任投手】
(勝)岩瀬21試合1勝2敗14S
(敗)小野寺20試合2敗10S
【本塁打】
(西)中島4号2ラン(9回、岩瀬)
(中)福留10号ソロ(7回、星野)
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【中日ドラゴンズ関連記事】
■中日、バレンタイン投手を解雇=プロ野球(時事通信)
中日は8日、ジョー・バレンタイン投手との契約を解除し、セ・リーグにウエーバー公示手続きを申請したと発表した。今季入団した同投手は中継ぎとして期待されたが、一軍での登板機会はなかった。
■<中日>バレンタイン投手をウエーバー公示(毎日新聞)
中日は8日、ジョー・バレンタイン投手(27)のウエーバー公示(自由契約に関する手続きの一環)を申請し、セ・リーグから公示された。バレンタインは大リーグ・レッズなどを経て今季入団したが、1軍登板はなく2軍9試合で1敗1セーブ。西川順之助球団社長は「現場で決めること。育成(選手)にはしない」と話した。
■バレンタイン投手を解雇 中日の支配下枠が空く(共同通信)
中日は8日、ジョー・バレンタイン投手の解雇を決め、ウエーバー公示の手続きをしたと発表した。これで、埋まっていた上限70人の支配下選手枠に空きができた。
バレンタインは今季新加入したが1軍登板はなく、西川順之助球団社長は「力がないし、ひじを痛めたこともある」と戦力外の理由を説明した。
中日は支配下枠を空けるため、開幕後に金本明博投手の選手契約を解除し育成選手として再契約しようとしたが、セ・リーグが申請を受理しなかった。
9回は天国と地獄、また天国と気まぐれな勝利の女神がいたずらをしたとしか思えないようなドキドキする試合だった。
今夜の試合は地上波でのテレビ中継は三重テレビで放送されていたが、岐阜放送では中継なしだったので東海ラジオで聞いた。温泉施設でお風呂に入って家に帰りラジオを聞くと5対3で中日が2点リードしていた。5回表、山本昌はこの回を抑えきれば勝ち投手となれるところだったが、カブレラにタイムリー二塁打で1点差とされてしまい降板。2番手鈴木が江藤に同点タイムリーを打たれて昌の勝ちはなくなった。
7回表、3番手の岡本真也が三者連続3三振と気合の投球。7回裏、福留孝介が4月29日以来のホームランで中日が6対5と1点勝ち越した。8回表、4番手の平井が三者凡退。そして9回表、守護神岩瀬が登板。勝利の方程式でこのままドラゴンズが勝つと思っていた。しかし、中島に逆転2ランホームランを打たれて6対7と勝ち越されてしまった。正直この一発で負けを覚悟した。
9回裏、西武は7番手抑えの小野寺が登板。先頭の井端はショートゴロで1アウト。福留は四球で1塁へ歩く。ウッズは三振で2アウト。森野がショート内野安打で2アウト1、2塁。そして英智が初球を叩くとカブレラの右を抜けるヒットで福留に続き森野がホームインして中日が逆転勝利!!嬉しいのはもちろんホッとした。相変わらず英智のヒーローインタビューは笑わせてくれるぜ。初球から打つのが英智のベースボールスタイルか。カブレラが自打球を当てていてあまり動けなかったので打球が抜けていった(大笑)。今日の勝利は大きい。巨人と阪神が勝っていたのでどうしても勝って欲しかった。このサヨナラ勝ちの勢いで明日も西武を降してくれ。頑張れドラゴンズ!!


コメントありがとうございます。
こういう場面で英智は冷静に打ってしまうところが凄いと思います。
センターレギュラーはこのまま英智で固定して欲しいですね。
こんなに、ドキドキさせなくっても、
ドラゴンズは好きなのに・・・・。
英智は今日は守備でも活躍よね!
ホントに英智サマサマです。
居なくてよかった・・・・あのヒト・・・・。
岩瀬は大丈夫かしら?
9回は2、4番が不調なので孝介と森野で決めて!!
と、思っていたら英智がいました。
英智は勝負強くなりましたねぇ〜〜。
あの場面LEEだったら、どうなっていたか?
試合が終わった後に考えちゃいました(笑
西武も調子が悪いとはいえ、こちらもそれに
お付き合いするわけにはいきません。
明日もしっかり勝ってほしいですね。
コメントありがとうございます。
今日の試合で英智ファンが増えたことは確かでしょう。
私も今まで以上に彼を好きになってしまいました(爆)
英智をレギュラーでずっと起用して欲しいです。
岩瀬は登板間隔が空いたのがあると思いますが、きっと大丈夫だと思います。次はビシッと抑えてくれますよ。
>daiさん
コメントありがとうございます。
9回の逆転弾を浴びたときはもう目の前が真っ暗になりました。
土壇場で英智が打席に立つと何かを起こす男ですね。サヨナラ打が似合います。
明日もこの勝利の勢いで勝ってもらいましょう!
スポーツニュースを見て巨人のV9メンバーに対抗して昭和49年優勝時のドラゴンズメンバーをナゴヤドームで実現させて欲しいけど無理なかぁ。ドラゴンズもオールドユニホーム着てプレーして欲しいと思いました。
まだファンではなかったです(^^ゞ
と、いうか野球自体知らなかった年齢でした。
その3年後ぐらいからですので57年の時は
子供心にグッと来たのを覚えてます。
優勝決定試合でTVに向かって、何で田尾敬遠ばかりなの?
って、言った記憶があります(笑
49年と57年は、ほぼ同じなので見てみたい
ユニフォームですね。
いやー年がバレてしまいますね σ(^_^;)
田尾が全打席敬遠で大洋の長崎が首位打者になったんですよね。
49年も57年もユニホームは基本的にほとんど同じデザインですね。
私はあのユニホームが一番好きなので、昨年の阪神や今年の巨人のように交流戦でオールドユニホームをぜひドラゴンズも着て欲しいと思っています。