
2007年9月6日(木)ナゴヤドームで中日ドラゴンズ対読売ジャイアンツ、プロ野球公式戦21回戦(首位攻防天王山第3ラウンド)が行われた。中日の先発はエース川上憲伸、巨人の先発は内海で18時00分試合開始。
4回裏、内海から荒木が左翼線二塁打で出塁。中村紀洋のセカンドゴロで1アウト三塁となり、タイロン・ウッズがライト前にタイムリーヒットを放ち中日が1点を先制した。
8回表、川上が2アウト満塁から阿部にタイムリーを打たれて1対1の同点に追いつかれた。延長戦に突入した。
12回表、2アウト満塁で高橋聡文が代打坂本にセンター前に2点タイムリーを打たれて勝ち越された。試合は1対3で中日が敗れた。巨人とは3ゲーム差、阪神とは1.5ゲーム差と一歩後退した。
※画像=8回表、1対1の同点に追いつかれ悔しそうな川上憲伸=ナゴヤドーム
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【9月6日速報記事】
■4回にウッズが先制タイムリー(日刊スポーツ)
中日ウッズが先制タイムリーを放った。4回1死三塁の場面で、巨人先発内海の外角低めのチェンジアップを右前にはじき返し、三塁走者を迎え入れた。パワーだけでなく器用なところを見せ「ランナー三塁だったので、かえすことだけ心がけた。うまく打てたよ」と話した。
■主将阿部が貴重な同点打(日刊スポーツ)
巨人阿部が0−1の8回、同点に追いつく右前適時打を放った。2死満塁で迎えた打席。中日先発川上の初球をコンパクトにたたき、ゴロで一、二塁間を破った。「シュートです。今日の川上さんは、甘いコースの球が全然なかった。シュートが甘いところに入ってきたので『これだ』と思って強くたたきました」とコメント。主将の貴重な一打で延長戦に持ち込んだ。
■【評】12回に代打坂本が決勝打 中1−巨3(共同通信)
巨人は1−1の延長12回、安打と2四球で2死満塁とし、代打坂本の中前打で2点を勝ち越した。8回2死満塁から阿部の右前打で追いつく粘りが実った。3番手上原が4勝目。中日は川上が力投したが打線が4回の1点に終わった。
■延長12回、痛恨の敗戦(日刊スポーツ)
中日が首位巨人との延長12回の激闘の末、痛恨の負けを喫した。中日は4回、ウッズの右前適時打で先制。先発川上は走者を出しながらも気迫の投球で7回まで得点を許さなかったが、8回2死から3安打と1死球で1点を献上して追いつかれた。そのまま延長に入った12回、最後は7番手高橋が2死2塁からの満塁策も実らず、2点を失った。敗れた中日は首位巨人と3ゲーム差と離された。力投が報われなかったエース川上は「悔しいの一言」とだけ話した。
■巨人:延長十二回、中日との総力戦に勝利(毎日新聞)
巨人が新人・坂本の決勝打で5時間を超える延長十二回の総力戦を制した。延長十二回2死満塁から代打・坂本が勝ち越しの中前2点適時打を放った。4番手・西村がその裏を抑えてプロ初セーブ。中日はエース川上が1点を守り切れず、2度のサヨナラ機も生かせなかった。
中日・川上にとっては2戦続けての「魔の八回」となった。先月30日の横浜戦は八回に4失点で敗戦投手に。この日は1点リードで迎え、2死から脇谷、高橋由の連打と小笠原への死球で満塁のピンチを招き、阿部に同点の右前適時打を許した。8回を投げ切って通算1500投球回達成にも「結果として1点を守り切れなかったので、悔しいの一言です」。祝福の花束を受け取っても笑顔はなかった。
☆通算1500投球回=プロ160人目 中日の川上憲伸投手(32)が6日の巨人戦(ナゴヤ)で達成。初登板は98年4月9日の阪神戦(ナゴヤ)。
■中日延長十二回根負け…直接対決に負け越し巨人3差(サンスポ)
中日は5時間15分の熱戦の末敗れ、首位巨人と3ゲーム差。阪神を交えた上位争いから一歩後退した。先発の川上が力投したものの援護は四回の1点だけ。延長十二回に7番手で投げた高橋が二死二塁から小笠原、阿部を四球で歩かせて勝負した18歳の代打・坂本に、痛恨の決勝打を浴びた。落合監督は「バットを持ってるから何があるかわからないわな」と伏兵の一打を振り返り、「まあ1−0で終わらなきゃいけない試合」といい捨てて足早に会見場を去った。
■中日・川上、前回G戦の雪辱ならず「悔しいのひと言」(サンスポ)
中日・川上の力投は実らなかった。気迫あふれる投球で、七回まで5安打無失点。援護は1点だけの状況で八回二死までこぎつけたが、連打と死球で満塁とされ、阿部に同点打を許した。皮肉にもこの回を終わって通算1500投球回達成の花束を受け取り、エースは降板。「結果として1点を守りきれなかった。悔しいのひと言」と言葉を絞り出した。前回対戦の東京ドームでは4本塁打を浴びて沈んだ川上の雪辱はならなかった。
■落合監督、ドラゴンズ選手のコメント
◇タイロン・ウッズ選手(4回タイムリー)
「ランナー三塁だったので、かえすことだけ心がけた。うまく打てたよ」
◇川上憲伸投手
「結果として1点を守り切れなかったので、悔しいの一言です」
◇落合博満監督
「1−0で勝たなきゃいけない試合。(十二回2死満塁、打者・坂本の場面は)バット持ってるんだから、いろいろとありますよ。」
■試合スコア
◇セ・リーグ
中日−巨人21回戦(中日11勝10敗、18時、ナゴヤドーム、36429人)
巨 人 000 000 010 002−3
中 日 000 100 000 000−1
(延長12回)
【投手】
(巨)内海、豊田、上原、西村−阿部
(中)川上、岡本、岩瀬、平井、久本、鈴木、高橋−小田、谷繁
【責任投手】
(勝)上原45試合4勝1敗27S
(S)西村48試合1勝1S
(敗)久本28試合1勝1敗
【本塁打】
(巨)
(中)
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【プロ野球気になる話題】
■2位なら京セラドームで 阪神(共同通信)
阪神の南球団社長は6日、リーグ2位でクライマックスシリーズに進出した場合、京セラドーム大阪で開催する意向を明かした。
甲子園球場は10月から改修工事が始まる。当初はスカイマークスタジアムで開催する予定だったが、南社長は「使えるならどうぞと、オリックスからも言われた。雨(で中止)の心配がない京セラでやってくれと、セ・リーグからも要望がきている」と説明した。
1位の場合はスカイマークスタジアムを使用することが決まっている。
■セ・リーグ、台風余波でシーズン打ち切りの危機(産経新聞)
セ・リーグは6日、ヤクルト−広島(神宮)が台風接近で中止となり、全日程を消化できずシーズンを途中で打ち切る可能性が出てきた。打ち切りとなった場合、個人記録はもちろん、今後の展開次第では順位にも影響が及ぶことが考えられる。
セはクライマックスシリーズ(CS)第1ステージ開幕2日前の10月11日までに全日程を終える方針だが、9月30日の横浜−ヤクルト(横浜)をダブルヘッダーにするなど、10月6日までは日程に余裕がない。この日の中止分と未確定の横浜−中日(横浜)は7日以降に組み込まれるとみられ、長雨や台風でさらに中止が増えれば、シーズン打ち切りが現実味を増してくる。
セ6球団は基本的に来月12日以降はレギュラーシーズンを行わないことで合意しており、今季からアグリーメント(試合実施協定事項)に打ち切り関連の条文=別項=を盛り込んだ。CS期間中に試合が行われ、上位3球団の順位が変動する事態を避けるためだ。
日程が押したのは、CSの導入によってレギュラーシーズンの終了予定が早まったことに加え、移動が多い交流戦の日程を緩やかにした影響がある。加えて、パは本拠地4球場がドームなのに対してセは2球場。高校野球の選抜大会期間中は甲子園を使えず、パのように開幕を早めることができない事情もある。
残り試合数が最も多いのは、横浜とヤクルトで各29試合。日程を管理するリーグ側は何が何でも全試合を行いたい意向だが、ヤクルトは本拠地の神宮を大学野球と併用しており、ダブルヘッダーができない。チームではラミレスがシーズン200安打に残り34本、青木が同46本。青木は「(打ち切りで)届かなかったら達成できなかったということ。仕方がない」と潔いが、球団関係者は変わりやすい秋の空に気をもんでいる。
今夜の試合は地上波のテレビ中継がテレビ愛知だけで、優勝争いをしているのにナゴヤドームでの巨人戦が見られないのは前代未聞だ。仕方がないので東海ラジオを聞いた。解説は古葉竹識。
今日は1対0で中日が勝つと思った。川上憲伸は気合の入った投球で巨人打線に得点を与えない。しかしまたしても8回表に悪夢が待っていた。2アウトランナーなしから脇谷にヒット。高橋由伸にヒット。小笠原に死球で満塁のピンチとなり阿部にタイムリーを打たれて1対1の同点になってしまった。この回を無失点で抑えて9回は岩瀬が抑えて勝利だと思っていた勝利のシナリオはもろくも崩れ去った。
9回裏、1アウト1、2塁でサヨナラのチャンスが訪れた。バッターは李炳圭(イビョンギュ)。昨日と今日は全くあたりが止まっているので当然ここは一気にさよならで決める場面なので当然代打立浪が出るだろうと思った。しかし、李をそのまま打たせて三振。続く英智も三振で延長戦に突入。なぜ立浪を出さないのか疑問に思った。
そして延長11回裏、巨人は上原が2イニング目。藤井がヒット。ウッズサードゴロでランナーが入れ替わる。森野四球で1アウト1、2塁と再びサヨナラのチャンス。バッターは李炳圭(イビョンギュ)。さっきは三振してるしここは絶対代打立浪だろうと思ったが、李をそのまま打たせて三振。おまけに上原が投げようとしているのに李がタイムを取ったが認められずストライクを取られる凡ミスまで犯している。英智がセカンドフライで得点ならず。なぜ代打の神様立浪和義を起用しないんだ落合博満…。
延長12回表、中日のピッチャーは5番手久本。なんで久本なんか投げさせるんだ落合博満…。久本は代打矢野にヒットを打たれる。久本なんか投げさせるから打たれるんだ。バッター大道で鈴木が登板して送りバントで1アウト2塁。鈴木に代えて高橋聡文。高橋由伸はレフトフライで2アウト。ここで落合監督が出てきて小笠原とは勝負せず四球。阿部と勝負かと思ったが阿部とも勝負を避けて2アウト満塁。この消極的な作戦は嫌な予感がした。代打はルーキー坂本。高橋聡文は2ストライク2ボールと追い込んだが、5球目をセンターへ打たれた李炳圭が捕ってくれと思ったがセンター前ヒットで2点が入り1対3となった。もう目の前が真っ暗になり泣きそうな気分になった。
延長12回裏、巨人は西村がマウンドに上がる。こんなところで代打立浪が登場したが、出す場面を完全に間違えている。立浪はサードゴロ。谷繁はレフトファウルフライ。井端はサードゴロで試合終了。巨人に勝ち越すどころか負け越して3ゲーム差と開いてしまった。おまけに阪神は横浜にサヨナラ勝ちで7連勝。1.5ゲーム差となった。これでは連覇するどころかもう3位が決定的になってきた感じがする。サヨナラのチャンスに李炳圭に代えて立浪を出さない落合監督の采配に疑問が残る試合となった。このまま巨人と阪神に引き離されて付いていけないようでは、3位以内になったとしてもクライマックスシリーズで勝ち目はないだろう。残り試合全部勝つつもりで野球をしろ!頑張れドラゴンズ!!


十二回は久本が出た時点で負けが決まりま
したね。今年のオレ竜は韓国の方の出来で
終わりそうですね!
コメントありがとうございます。
9回裏と11回裏はナゴヤドームのドラゴンズファンも空気が読めていたようで、李が打席に入ったときなぜ代打立浪じゃないんだと言うようなブーイング(変な雰囲気)を感じました。
落合は読売と何か密約でも交わしたんじゃないかと疑いたくなるような選手起用でした。
これで連覇の可能性は低くなりましたね。
確かに、おっしゃる通りかと思いますが
ただ、今に始まった事じゃないですからw
勝ちにいかないのが疑問だらけです。
5時間も試合をやってましたが、収穫は
ODAじゃないですかね。
いいリードしてましたよ!!
明日からのスワ戦に負け越すような事があれば
厳しい状況かと思いますが、諦めていない所を
見せてほしいですね。
PS
下呂温泉は、時間的に厳しそうです。
桃ちゃんに会ってトマト丼を食べるという野望は
次回のチャンスになりそうです。
こぅぃぅ試合をして幾つ落としたら気が済むのでしょぅねw?
まぁ嫌な負けですけども、とにかくこの後なんとかするしかなぃです…。
今日の内容も悪かったですし、あそこで決めないと12回裏までずっと上原が投げることはだいたい想定できたはず。
これまでの対上原のなんともしょぼいことを考えると、あそこで勝負の目が分かれたものと思ってます。
>daiさん
思わず愚痴っちゃいました(^^;;
川上はよく投げたと思います。打線が1点しか取れなかったのがいけないので1失点を責めることは出来ません。
幸平は良いリードしてくれましたね。代わった谷繁も鈴木の盗塁を刺したところはさすがだなと思いました。
ヤクルト戦は3つ勝つしかないでしょう。意地を見せて欲しいです。
PS
桃ちゃんとトマト丼を食べるのは次回のチャンスにぜひ実現させましょう!
>Draちゃん
こんな試合ばかりしていたら取り返しがつなかいことになります。
しっかり立て直して残り試合全力で戦ってもらいたいですね。
>かつさん
この試合の敗因はビョンに立浪を出さなかったことに尽きるでしょう。
立浪なら上原からサヨナラ打を打ってくれる予感がしてたのに残念です。
局面が局面だけに、ファンとしてはがむしゃらに勝ちにいく姿勢が見たいです。
コメントありがとうございます。
9回裏のサヨナラのチャンスでここで決めて試合を終わらせるつもりで積極的に動いて欲しかったです。
動いて結果が出ないのなら仕方がないとファンも納得したと思いますが、何もしないで長時間の試合負けては納得がいきません。
あのようが采配をしていてはいくら優勝争いをしていてもナゴヤドームにお客さんは来なくなるでしょうね。