川上と岩瀬が粘投！日本が宿敵韓国に勝利！

●韓国３−４日本○（日本北京五輪出場に王手！）
　２００７年１２月２日（日）北京五輪予選を兼ねた野球のアジア選手権決勝リーグ２日目台湾・台中の洲際野球場で、韓国対日本戦が行われた。日本の先発は成瀬善久、韓国の先発はチョン・ビョンホで１９時０７分（日本時間）試合開始。

　初回、成瀬は高永民にソロを浴びて１点の先制を許した。日本は２回表、大村のタイムリーで追いつき森野のセカンドゴロが相手のエラーを誘い逆転した。

　３回表、阿部のタイムリーで１点を追加して２点のリードとした。４回裏、成瀬が李宅根にタイムリー二塁打を打たれて１点を返された。

　８回表、稲葉のタイムリーで４点目を挙げた。８回裏、岩瀬が犠牲フライで１点を失い１点差に詰め寄られた。９回裏、上原で逃げ切り日本が韓国に勝利した。

　※画像＝８回表、１アウト三塁でライト前に日本４点目となるタイムリーを放ち、ガッツポーズの稲葉篤紀＝洲際野球場

　●岩瀬仁紀に３イニング目を投げさせた理由とは　⇒Ranking



【１２月２日速報記事】
■負傷の井端が先発外れる　五輪アジア予選の韓国戦（共同通信）
　１日のフィリピン戦で左ふくらはぎに投球を受けた井端（中日）が先発メンバーを外れた。

　２番打者として小技ができる井端は、打線につながりをつくるキーマンだけに、星野監督は「うちのチームで一番働けるやつだから痛いよ」と話した。

　２番には代わりに、フィリピン戦では９番だった川崎（ソフトバンク）が入った。

■日本、五輪出場にあと１勝　韓国を４−３で振り切る（共同通信）
　北京五輪予選を兼ねた野球のアジア選手権は２日、台中（台湾）の洲際野球場で決勝リーグを行い、日本は４−３で韓国を振り切り、通算２勝とした。日本は３日の台湾戦に勝てば優勝となり、五輪出場が確定する。韓国は通算１勝１敗で一歩後退した。台湾戦はダルビッシュ（日本ハム）が先発。

　日本は１点を追う二回、サブロー（ロッテ）の左前打などで２点を奪い逆転に成功。三回は阿部（巨人）、八回には稲葉（日本ハム）の適時打で１点ずつを加えた。先発の成瀬（ロッテ）は四回途中まで２失点の力投。その後は川上、岩瀬の中日勢が救援し、九回は上原（巨人）が締めた。

　台湾はフィリピンを９−０で下して通算１勝１敗とした。フィリピンは通算２敗。

　決勝リーグ最終日は３日、第１試合が韓国−フィリピン（日本時間午後２時開始）、第２試合で台湾−日本（同午後７時開始）が行われる。

■星野ジャパン、韓国に逆転勝ち＝北京五輪野球アジア予選（スポーツナビ）
　星野ジャパン、最大のライバル・韓国に逆転勝ち！　野球の北京五輪予選を兼ねたアジア選手権決勝リーグ・韓国vs.日本が２日、台湾・台中インターコンチネンタル球場で行われ、星野仙一監督率いる野球日本代表が４対３で韓国を下した。

　日本にとって、絶対に負けられない大一番。試合開始直前には先発投手を含めた韓国側のスタメンが急きょ変更になるハプニングもあったが、日本は動じることなく踏ん張り続けた。１点を追う２回、大村のタイムリーで同点に追いつくと、森野の打球がタイムリーエラーを誘い勝ち越しに成功。３回には好調の阿部がタイムリーを放ち、リードを２点とした。その後は、ランナーを出しながらも追加点が取れず苦しんだ日本だったが、８回には稲葉のタイムリーが重い空気を一掃した。

　投手陣では、重要な一戦に抜てきされた先発・成瀬を４回途中２失点で降板させ、早め早めの継投策で逃げ切った。２番手・川上は一打同点のピンチをリリーフすると、５回にも２死一、二塁の場面を無失点で切り抜けた。６回には２死一、二塁として３番手・岩瀬にスイッチ。自ら満塁にまでしたものの、あわや逆転の場面を抑えガッツポーズを見せた。８回には１点差に詰め寄られ、なおも２死一、三塁のピンチを迎えたが得点を与えず。最後は上原が１イニングをパーフェクトに抑え、リードを守り切った。

　一方、勝てば大会規定により、３日の試合を待たずに１位通過が決まる韓国だったが、わずかに一歩及ばなかった。先制したものの、２回に逆転されてからは同点のホームすら遠かった。また、６投手を小刻みなリレーでつないだが、日本打線を封じ切ることができなかった。

■日本代表・星野仙一監督のコメント
「みんな頑張ったねえ。いやだね、こんなゲームは。選手の目の色を見てたら勝たせてやりたいと思った。みんな気合が入っていて、選手も裏方もひとつになっていた。（先発した成瀬に）この大会は若いピッチャーに投げてほしいと思っていた。いつでも交代オーケーだから思い切り投げろと言った。（素早い継投について）あそこは（川上）憲伸の経験に任せた。（岩瀬のロングリリーフは）本当は（藤川）球児を行かせたかったけど、（延長）１０回を計算して岩瀬を信じた。（最後を締めた）上原は大した男だね。あの場面で自分を抑えて投げることができる。素晴らしいピッチャーだね。打線は（大村）サブロー、（阿部）慎之助がよく打った。稲葉の１点は大きかったね。選手には何も言うことはない。褒めてやりたい。（試合直前の韓国のオーダー変更については）勝ったんだからいい。あしたはダルビッシュに懸けたよ。」

■試合スコア

　◇北京五輪アジア予選　第２戦
韓国−日本　（台湾・洲際、１８：００　日本時間：１９:００）

日　本　０２１　０００　０１０−４
韓　国　１００　１００　０１０−３

【投手】
（日）成瀬、川上、岩瀬、上原−阿部、矢野
（韓）田炳浩、張ウォン三、韓基周、柳澤鉉、権奕、鄭大ヒョン−趙寅成、朴勍完

【責任投手】
（勝）川上
（Ｓ）上原
（敗）田炳浩

【本塁打】
（日）
（韓）高永民１号ソロ（１回、成瀬）


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　今夜の試合はテレビ朝日系列メ〜テレ（名古屋テレビ）で１８時３０分から中継があったのでテレビ観戦した。初回に先発成瀬が一発を浴びたときは嫌な感じだったが、直後の２回表に日本が２点を返して逆転したのが良かった。

　４回裏、２対３で日本１点リード。２アウト２塁で成瀬に代わり２番手、川上憲伸が登板。パク・チンマンをサードゴロに打ち取りピンチをしのいだ。

　５回裏、２アウト１、２塁のピンチで川上は炎のストレートでコ・ヨンミンを見逃し三振に仕留めて無失点に抑えた。

　６回裏、２アウト１、２塁のピンチで川上から３番手、岩瀬仁紀が登板。イ・ジョンウクをフォアボールで２アウト満塁。チョ・インソンを神のスライダーで三振で無失点に抑えた。

　８回表、先頭の阿部が二塁打で代走荒木、村田に代打井端。 井端が送りバントを決めて１アウト三塁。稲葉が１、２塁間を破るタイムリーで追加点を挙げる。

　８回裏、捕手が矢野に代わったので藤川が登板すると思ったが、岩瀬が続投で１アウト２、３塁のピンチ。レフト犠牲フライで１点を失い１点差に詰め寄られた。なおも２アウト２塁同点のピンチでレフト前にヒットを打たれて２アウト１、３塁となり代打パク・キョンワンを三振でピンチをしのいだ。

　９回裏、４番手、上原浩治が登板。韓国打線を三者凡退に抑えて日本が韓国に勝利。北京五輪出場にに王手をかけた。

　最大の難関宿敵韓国に勝ってもまだ安心は出来ない、明日の台湾に勝って３連勝で北京五輪出場を決めて喜びたい。北京へジャンプ！頑張れニッポン！星野ジャパン！！

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Comments

こんばんゎ。
やはり緊迫した試合となりましたね。
もぅ最初ｶﾗ最後までヒヤヒヤでした(^^;)
しかし仰る通り２回ですね。
先制されてもぁそこで抜き返し、終始リードを保てたのゎ大きかったです。

明日の台湾もなか�Aの強敵、また胃痛かなｗ？

Posted by Dra at 2007年12月03日 00:43

＞Draちゃん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
やはり１、２点差を争うゲームになりました。
川上と岩瀬はピンチの連続でしたが、よく投げてくれました。
終始リードを保ち日本のペースで試合が出来たのが勝因でしょうね。
台湾に油断すると足元をすくわれるかも知れないので、もう一度気を引き締めて試合に臨んで、勝って欲しいですね。

Posted by DRAGONS VICTORY at 2007年12月03日 01:34

試合開始直前に、メンバー表と違う投手を先発させたり、打順を変えて見たり、なにかと姑息な手を使ってきますねぇ、韓国は。

ビョンを使ってきてたらもっと楽に(日本が）勝てたんでしょうが、さすがに考えるか。（笑）

Posted by かつ at 2007年12月03日 07:15

＞かつさん
コメントありがとうございます。
試合開始前に放送席でもメンバー表と投手が違う！と騒いでいたら星野監督も審判に抗議に行きましたが、国際試合ルール上問題ないとは驚きました。韓国は情報戦をしてまでも勝とうしてました。
ビョンやスンヨプを使わないのは日本にデータがあるからなぜなんでしょうね。
代打でビョンが準備してましたが、藤川だったら出そうでした。
韓国に勝てたので北京五輪が見えてきました。今日は台湾に勝って決めてもらいましょう！

Posted by DRAGONS VICTORY at 2007年12月03日 10:00